台湾の軍ヘリ墜落事故、天候や機械的要因はおおむね排除=調査委
(台北中央社)台湾北部の山中で2日、軍用ヘリコプターが墜落した事故で、フライトデータレコーダー(飛行記録装置、FDR)の解析を進めていた国家運輸安全調査委員会は4日、機械的要因を約8割、下降気流などの天候要因を約8〜9割排除することができるとの見解を示した。人的要因についてはさらなる分析が必要だとした。
FDRは3日、現場を捜索していた軍によって回収され、解析結果が同委によって国防部(国防省)に提出された。
同委関係者は報道陣の取材に対し、機械的要因は設備や操作の異常を記録するカードを解析すれば100%原因が明らかになるとし、製造元など解読技術を持つ所に送って調査を進める予定だと説明した。天候要因については、下降気流などに遭遇した可能性は低いと述べた。
空軍司令部は事故原因について、FDRだけでなく、現場の残骸やメンテナンス記録など多くの資料と突き合わせなければ判明できないとし、完全な調査結果が出るまでには相応の時間が必要だと慎重な姿勢を示している。
(余暁涵/編集:塚越西穂)
FDRは3日、現場を捜索していた軍によって回収され、解析結果が同委によって国防部(国防省)に提出された。
空軍司令部は事故原因について、FDRだけでなく、現場の残骸やメンテナンス記録など多くの資料と突き合わせなければ判明できないとし、完全な調査結果が出るまでには相応の時間が必要だと慎重な姿勢を示している。
(余暁涵/編集:塚越西穂)