腕時計の販売は好調でも、業績で明暗が分かれたのはなぜ?
シチズン時計は時計事業の営業利益が前年同期比37・4%減。アナログクオーツムーブメント(駆動装置)の販売が厳しく「回復が見通せない」(佐藤敏彦社長)。工作機械事業も反動減や設備投資の先送りで営業利益が同33・3%減。20年3月期業績予想は据え置いた。
セイコーHDは時計事業の営業利益が同42・8%増。ムーブメント販売は苦しい状況が続くが、国内外で完成品の販売が好調。20年3月期業績予想の営業利益も上方修正した。
完成品販売について、上期は消費増税前の若干の駆け込み需要があった。下期への影響について、シチズン時計の古川敏之取締役は「反動減の懸念は少ない」と見る。セイコーHDの中村吉伸社長は「年末商戦までに販売が回復するよう進めている」とした。

