セカンドボールを競り合う若月。(C) Getty Images

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 ブラジルで開催されているU-17ワールドカップの日本代表の第2戦、アメリカ戦が10月31日(日本時間)、エスタディオ・クレーベル・アンドラーデで行なわれた。

 日本は3-0で快勝した初戦のオランダ戦から、先発2名を入れ替えた。2トップは、同戦で2ゴールを決めたFW若月大和と今季Jリーグ最年少ハットトリックを記録した唐山翔自。初戦1得点・2アシストの10番・西川潤はベンチスタートとなった。

 試合は前半、互角の攻防を展開。日本は両サイドバックの畑大雅、中野伸哉が高い位置を取ってアメリカを押し込む場面もあったが、決定的なチャンスを得るには至らない。逆にアメリカのジャンルカ・ブシオが果敢にシュートを打ち込んでいくシーンもあったが、堅実な守備で凌ぎ、前半は0-0のスコアレスで折り返した。

 迎えた後半、両チームが10番を背負うエースを投入する。アメリカは55分に元アメリカ代表MFのクラウディオ・レイナの実子であるジョバンニ・レイナを投入。一方の日本も57分、唐山に代えて西川を投入し、攻撃の活性化を図る。

 60分には、成岡輝瑠のシュートのこぼれ球に西川が反応。ダイレクトで左足を振り抜くが、シュートはわずかにクロスバーの上を越えてしまう。

 さらに73分、日本に決定的なチャンス。右サイドを突破した畑のアーリークロスに若月がヘディングシュート。しかし、これは相手GKの好守に阻まれ得点にはならず。さらに後半アディショナルタイムにも決定機を迎えたが、これも相手GKのファインセーブでゴールを決め切れず。

 結局、試合は0-0でタイムアップ。日本は通算1勝1分けとして勝点4。セネガルがオランダに勝ち2連勝でグループDの首位に立ち、日本は2位につけた。日本は最終戦で現地時間の11月2日にセネガルと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部