山本千尋、アクション時代劇で初主演! 役との共通点やチャレンジしたことは?
特撮アクション時代劇「BLACKFOX:Age of the Ninja」で初主演を務める女優の山本千尋さん。同作は、人里離れて暮らす忍者一族に生まれ育った石動律花(山本さん)は、山に迷い込んだ不思議な能力を持つ少女・宮(矢島舞美さん)と出会います。家族を殺された宮は石動家の当主・石動兵衛(倉田保昭さん)に敵討ちを頼んだ直後、根来衆の襲撃を受ける…特撮アクション時代劇です。
オトナンサー編集部では、山本さんに単独インタビューを実施。初主演の感想や律花と似ているところ、普段のトレーニングなどについて聞きました。
初めて、ヒーローとして変身した喜び
Q.初主演の感想をお願いします。
山本さん(以下敬称略)「純粋にうれしかったです。私に主演が務まるのかという不安もありましたが、準備期間も充実して過ごすことができました」
Q.完成された作品を見ていかがでしたか。
山本「初めて、悪役ではなくヒーローとして変身したぞ、という喜びが大きかったです。坂本浩一監督をはじめとする作り手側の愛を感じ、アクション部のサポートもあり、役者さんやスタッフさんたちの熱量を感じました」
Q.律花と似ているところや共感できるところはありましたか。
山本「似ているところはないです。本当に真逆なんですよ(笑)私は律花のように天真らんまんではなく、普段あまり明るいタイプでもないので、演じるにあたり大丈夫なのかなと思いました。女の子がたくさんいる現場で、坂本監督や皆さんの明るさで自然に明るくなりました。共通点を強いて挙げるなら、ドジっ子なところですかね(笑)」
Q.律花とは真逆とのことですが、ご自身はどのような性格と認識されていますか。
山本「負けず嫌いです。ずっと中国武術を続けていたので、誰にも負けたくないという思いは人一倍強いですが、負けず嫌いを見せるのも嫌いで、『別に悔しくないよ』という顔をしてしまうときがあります」
Q.素手と武器を使ったアクションはどちらが演じやすいですか。
山本「基本は中国武術で武器を使っていたので、武器を使うのが好きでした。素手は苦手だったのですが、今回は素手のアクションもたくさんありました。アクション稽古のときに組み技や寝技なども教えていただき、楽しかったです」
Q.中国武術の太極拳は「素手」のイメージがあるので、素手の方が得意なのではと思っていました。
山本「武器を持っている方が個人的に安心します。現場でも武器を持っている方が精神的に落ち着くので、素手になると迫力が出せるのかという不安がありました」
Q.坂本監督とは、どんな話をされましたか。
山本「『女性のかっこいいアクションものを一緒に作ろう』『新しい山本千尋を見せよう』と坂本が監督が言ってくださり、主演で不安だった私の背中を押してもらえる言葉でした」
Q.今作での挑戦はどんなことでしたか。
山本「全てが挑戦でした。アクションの機会は前からありましたが、主演で中国武術ではない格闘技というところが挑戦です。また、私も成長した姿を見せなければ意味がないし、成長した姿を見せることが恩返しだと思って撮影に臨んでいました」
Q.普段のトレーニングはどれくらいされていますか。
山本「有酸素運動や筋トレがメインで、週5で鍛えています。アクション稽古は週に1〜2回です。作品に入る前は1日7時間くらい練習したりしています。いいものを見せたいというところもありますが、けがをすると迷惑がかかるので、けがをしない体づくりと自分の成長しているところを見せられる体づくりをしています」
Q.リフレッシュには、どんなことをされていますか。
山本「家に引きこもります(笑)全然アウトドアなタイプではないので、休みが決まった前日に家から出ないプランを立てて、映画、アニメ、ドラマが好きなのでたまったものを見ています」
特撮アクション時代劇「BLACK FOX:Age of the Ninja」はアマゾンプライムなどで配信中。
スタイリスト:津野真吾(impiger)