オリンパスが「小型・軽量」ミラーレスを極める
最上位機種「同E―M1 Mark ?」と同じ121点オールクロス像面位相差AFを採用。従来品よりピントの精度や速度を上げた。アルゴリズムも改良。遠近の被写体が混在するシーンでも、狙った方にきちんとピントを合わせられる。
従来機種の発売は約4年前。プロ向け製品の技術を効率化できるようになり、性能を向上できた。同社によると連写速度は最上位機種の方が優れており、撮影目的で購入動機が分かれるとしている。
日刊工業新聞2019年10月21日
「超望遠との相性がいい」
オリンパスはマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラを展開してきた。注目を集めるフルサイズミラーレスに対してどのように強みを発揮するのか、杉本繁実執行役員映像事業長に聞いた。(聞き手・国広伽奈子)
―2018年度に生産体制を再構築しました。
「中国の深圳に交換レンズの主力工場を置いていたが、ベトナムや日本に生産移管した。18年は構造改革に集中するために商品発表が思うようにできなかったが、ようやく新製品を出せる体制になった」
―19年度の目標は。
「新しいボディーやレンズを複数発表していきたい。レンズは19年度から毎年継続して複数本を発表する方針だ。工場では生産効率を高めて原価の低減に取り組む」
―ボディー開発の方針を教えてください。
「製品ラインアップのバランスはいい。エントリーモデルとハイモデル、その中間の3領域で引き続き製品を出していく。マイクロフォーサーズの強みを生かして、今以上に小型化・軽量化したシステムも検討している」
―小型化・軽量化に力を注ぐ理由は。
「小さくて軽いシステムは超望遠との相性がいい。特に交換レンズは焦点距離が伸びるほど大きく、重くなりやすい。望遠領域での製品の小型・軽量化は(フルサイズなど)他社との差が際立つ」
