デジタルサイネージ時代、プロジェクター高付加価値品ぞくぞく
正面以外からも
富士フイルムは、商業向けプロジェクター市場の高まりに呼応し2月に同市場に参入した。レンズの向きを多方向に切り替えられる超単焦点プロジェクター「フジフイルムプロジェクターZ5000」を発売。「屈曲型二軸回転機構レンズ」をプロジェクターに世界で初めて採用し、「正面以外からも映像を投写できる」(飯田年久光学・電子映像事業部長)。これまでプロジェクターを置けなかった場所でも使用できるように設計し、プロジェクターの潜在的な需要を掘り起こしていく。同プロジェクターの発売以降、商業施設や博物館の空間演出、コンサートの舞台演出などで引き合いが強いという。
電子看板向け
プロジェクター国内最大手のセイコーエプソンは9月、高輝度モデルとインタラクティブ機能搭載モデル、サイネージモデルの3種に分類したビジネスプロジェクター計8機種11モデルを発売した。サイネージモデルは3800ルーメンの明るさで、ショールームや店舗など販売促進用途での採用を見込む。
キヤノンは9月、4K対応の「4K6021Z」を発売した。デザインの資料やCAD図面など鮮やかな色や明るさが求められる分野での利用を想定する。カメラで培った技術を生かし、レンズを付け替えられる。
プロジェクターは従来はオフィスでの一般的な業務での用途が主流だったが、市場は成熟化。より高付加価値の領域に今後も注目が集まりそうだ。
