工作機械の市況低迷も、DMG森精機が強気の国内生産増強に動くワケ
続いて、自動車部品製造向けの工作機械が主の奈良事業所(奈良県大和郡山市)から、改修した伊賀の工場に部品加工を移管する。その上で22―23年に奈良事業所を改修する。部品加工用だったスペースで工作機械の組み立てを行うほか、主軸をはじめとした精機部品の生産を検討する。
工作機械受注は、日本工作機械工業会(日工会)の調べで8月まで11カ月連続で前年割れにある。米中関係の緊張が背景にあり、6月と8月には健全水準とされる月1000億円を下回った。ただ、DMG森精機は「中国は底を打った感がなくはない」(森雅彦社長)との見立てだ。
生産体制の整備に先立ち、今夏には日本でアフターサービス体制を拡充した。伊賀事業所に補修部品の自動倉庫を新設し、部品の収容量を従来比50%増に引き上げている。同社の18年度国内受注高比率は約2割でドイツ、米州と並んで高い。
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