JR山手線と京浜東北線が、高輪ゲートウェイ駅の開業に向けて、線路切替工事を実施へ。工事期間中は一部区間が運休します。また、品川駅の京浜東北線北行(大宮方面)ホームが変わります。

山手線の工事運休はJR東日本発足後初

 JR東日本東京支社は2019年9月17日(火)、高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の開業に向けて、山手線、京浜東北線で、運休などが伴う線路切替工事を11月に行うと発表しました。


2019年11月16日の初電から16時ころまでの運転計画(画像:JR東日本)。

 工事は、11月15日(金)の終電後から17日(日)の初電にかけて行われます。山手線と京浜東北線の田町〜品川間の線路を東側に移設するとともに、品川駅の京浜東北線北行(大宮方面)を3番線から4番線に移します。

 これに伴い16日(土)は、京浜東北線の田町〜品川間が終日運休するとともに快速運転を中止。初電から16時ごろまでは、山手線の上野〜東京〜大崎間も運休します。同支社によると、山手線の運休を伴う工事はJR東日本発足後初といいます。

 上野東京ラインや埼京線、東京臨海高速鉄道りんかい線は、増発を予定。東京メトロ、都営地下鉄、りんかい線、東急線、京急線の各全線では振替輸送が行われます。悪天候などで工事が実施されない際は、12月13日(金)から15日(日)までの日程に延期されます。

 高輪ゲートウェイ駅は、山手線、京浜東北線の田町〜品川間で、2020年春ごろの開業に向けて建設中。今回の工事で使用停止となる品川駅3番線は、現3・4番線ホームの拡幅スペースになり、2022年ごろに京浜東北線北行(大宮方面)と山手線外回り(渋谷、新宿方面)が同一ホームで乗り換えられるようになる計画です。