トイレが「清掃中」だったとき、利用していいか悩んだことはないだろうか。


利用していいか迷ってしまう...(画像はイメージ)

実際、ツイッターで調べてみても、

「清掃員がいる時のトイレってむっちゃ入りづらいの私だけ??」
トイレ清掃員の方が、順番来た時に『どうぞご利用くださいませ』って笑いかけてくれるんだけど、なんか入りづらい」

と、清掃中のトイレを使いにくいと感じるユーザーが少なくないようだ。

実際のところ、清掃をする側はこの問題をどう考えているのだろうか。Jタウンネットは、東京メトロ駅構内のトイレ清掃事業などを行うメトロセルビス(東京都台東区)に聞いてみた。

使用をためらうあなたへ

メトロセルビスの事業部担当者は2019年9月2日の取材に、清掃中のトイレを利用することについて、

「入ってもかまわないですよ」

と明言する。

実際、清掃中の看板は利用者に知らせるために置いているだけだそうで、利用してはいけないという「ルールがあるわけではない」。仮に看板にどんな文言が書かれていても、気にせず利用してよいとのことだ。

だが、そう言われたとしても、使用をためらうユーザーは少なからずいるようだ。例えばツイッターには、

「清掃中のトイレに入って、どうぞと言われても、罪悪感がある」
「清掃中のトイレを使う罪悪感とうんこが我慢できない情けなさに自己批判の嵐」

といった声が見つかる。

こうした点を踏まえて、改めて「清掃したばかりのトイレを使うのは、申し訳ないと思ってしまうのですが...」と聞いてみると、

「もちろんOKですよ」

と、気にしないでいいと答えた。

仮に清掃直後のトイレを利用する人がいたとしても、清掃員が「汚れを落とすために再度確認する」(担当者)。場合にもよるが、こうした確認・見直しも清掃員の仕事のうちだと担当者は話していた。