三塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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2回の第2打席で左中間へ適時スリーベース

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・レンジャーズ戦で「3番・DH」で先発。2回の第2打席で左中間への適時スリーベース。快足を披露して一気に三塁を陥れる走塁は、2015年以降で球団史上2番目のスピードだったという。現地放送局が動画付きで公開している。

 大谷の武器は投打だけじゃない。足もまぎれもなく超一流だ。4点リードの2回1死一塁。左腕・アラードの外寄りの87マイル(約140キロ)を逆らわず、逆方向へはじき返した。打球は左中間へ。背番号17は大きなストライドでぐんぐん加速する。中堅手はフェンスに到達するまでに抑えたが、一気に二塁ベースも蹴って、間一髪で三塁へ到達。今季4本目の三塁打でチームの6点目をたたき出した。

 足でもぎ取った適時スリーベースにフォーカスしているのは、MLBのアンドリュー・サイモン記者だった。スタットキャストのデータを用いて、自身のツイッターにこう記している。

「スプリントスピード:29.0フィート毎秒(MLB平均の27以上) 本塁から三塁まで:11.09秒(2015年以降、エンゼルスで2番目に速い)」

 スプリントスピードではMLB平均を大きく上回り、スタットキャスト導入以降では三塁までの到達タイム11秒09は史上2番目。見た目にも早い大谷の足だが、データでもしっかりと裏付けられている。(THE ANSWER編集部)