斬殺事件から50年、 女優シャロン・テートの最後の日々を描いた衝撃作が8.30公開
映画『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』が8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて1週間限定ロードショー、ほか全国順次公開されることが決定した。
本作は、『戦場のピアニスト』などで知られる名匠ロマン・ポランスキー監督の妻で新進の女優だったシャロン・テートが、1969年8月にカルト集団に惨殺された現実の事件を題材に、その彼女の最後の日々を描いた作品。
物語の舞台となるのは、カリフォルニア州シエロ・ドライヴ10050番地。丘の上に建てられたプール付の瀟洒な邸宅。シャロン・テートは新婚の夫、ロマン・ポランスキーとともにここに引っ越してきたばかり。彼女は幸せの絶頂にあり、将来は希望に満ち溢れていた。
この作品では、事件が起こる3日前から、彼女の周りで起きる不吉な出来事が丁寧に描かれ、臨場感にあふれた「50年前の現実」がサスペンスフルに展開される。
ダニエル・ファランズ監督 コメント
多くのジェネレーションX世代がそうであるように、シャロン・テートの物語は私の人生を通じてずっと頭から離れることはありませんでした。そして皮肉なことに、私はシャロン・テートの赤ちゃんが、母親の命があのように無残に奪われることがなければこの世に誕生したであろう日に生まれました。おそらくその不思議な事実も一因となって、私はこの物語に不思議な親近感を抱いていたんだと思います。数年前、テート/ラビアンカ事件のドキュメンタリーを見ていて、また怒りと恐怖が沸いてきました。しかしストーリーのひとつの要素「もし・・・だったら?」 が私の頭の中から離れなくなったのです。もしシャロンにあの夜奇跡が起こり惨劇を逃げ延びることができたとしたら? もし彼女が抵抗することができたとしたら?この考えは私の心の中で少しずつ大きくなり続けた頃、シャロンの殺害から約1年前の1968年8月に撮られたインタビューを見つけたのです。その記事の中で記者に「霊能力的な経験をしたことは?」と尋ねられている彼女の答えが奇妙だったのですが、おそらく間もなく彼女に降りかかる恐ろしい出来事を予知していたのかもしれません。彼女は、おそらく悪夢だったのだと思われるその出来事を、真夜中に不思議な音を聴いた、と述べていました。彼女の説明によると、目が覚めたら“怪しい小さな男”がドアにところに立っていたのだと説明していたのです。彼女はこの怪しい人影の後をリビング・ルームまでそっとついていくと、そこには彼女自身と彼女の友人であるジェイ・セブリング(のちに彼女と共に殺害されることになる)が、屋根の垂木にロープで首をくくられている姿を目撃したと言うのです。シャロンによれば、ふたりとも“喉を切り裂かれていた”そうです。このあまり知られていないインタビューが私の作品の発端となりました。
映画『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』は8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて1週間限定ロードショー、ほか全国順次公開
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