住田光学ガラス(さいたま市浦和区)=平成16年(2004年)6月15日

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 天皇陛下がまもなく退位される。陛下は皇太子時代から全国を行脚し、数多くの産業、福祉、文化、教育施設などを視察された。中でもモノづくり企業には足しげく訪問され、行く先々の匠の技や独創的な製品に関心をもたれ、熱心に製造工程などをご覧になられた。企業の大小を問わず経営者らの苦労話に耳を傾け、励ましの声をかけられるだけでなく、現場で働く社員にも気さくに質問したり、ねぎらいの声をかけられるなど日本の経済・産業を支えるモノづくり企業を気にかけてこられた。陛下と中堅・中小を中心としたモノづくり企業との関わりについて、視察時の写真とお言葉とともに振り返る。
(社名・役職・住所などは当時のもの。一部の記事は代表撮影・取材)

浜野製作所(東京都墨田区)

平成30年(2018年)6月15日

池上金型工業(埼玉県久喜市)

平成21年(2009年)5月29日

メトラン(埼玉県川口市)

平成24年(2012年)7月5日

セーレン(福井市)

平成21年(2009年)6月7日

岡本硝子(千葉県柏市)

平成11年(1999年)7月5日

山下電気(東京都品川区)

平成11年(1999年)9月20日

東日製作所(東京都大田区)

平成13年(2001年)2月8日

ハリマ産業(千葉県松戸市)

平成17年(2005年)7月5日

レザック(大阪府八尾市)

平成17年(2005年)8月22日

中小企業励ます、やさしいお言葉
苦労も多いのでは
 大型機関用回転速度計メーカーの倉本計器精工所(東京都大田区)では、部品加工、組立・調整工場を視察。回転計文字盤の目盛り書きではその匠の技に関心を示され「技術は日進月歩。対応していくには苦労も多いのでは」とねぎらいのお言葉をかけられた。

平成8年(1996年)9月12日

頼もしく思います
 河野製作所(千葉県市川市)では、世界最小という直径0.03ミリメートルの医療用針の加工工程や針に糸を通す作業、梱包の様子などをご覧になられた。さらに説明のために置かれた顕微鏡を興味深くのぞきこまれた。世界トップレベルの技術という説明に対し、「頼もしく思います」とお声をかけられた河野社長は「とても光栄なこと。今後も日本でのモノづくりにこだわりたい」と話した。

平成22年(2010年)6月18日

世の中のために
 不二製作所(東京都江戸川区)を訪問された際は、サンドブラスト装置の製造工程やブラスト加工の用途などを視察。「これからも世の中のために尽くしてください」と励ましの言葉をかけられた。

平成23年(2011年)10月5日

黒いところが分子?
 化学メーカーの日本ゼオン(東京都千代田区)の川崎工場・研究所(川崎市川崎区)を視察された。研究所「総合開発センター」で、テレビなどに使う光学フィルムの製造試験設備を見学。フィルムの延伸実験を示すパソコンの画面を見て「黒く見えるところが分子?」と質問されていた。続いて工場を訪れ、合成ゴムの製造工程を見学された。

平成29年(2017年)7月7日

創意工夫に尽力して
 電子部品製造業のスタック電子(東京都昭島市)では、同軸ケーブルの製造工程や同軸ケーブルに代わる光ケーブルの試作・検査工程などを視察された。田島社長の説明にうなずきながら、光ケーブルに手作業でコネクターを取り付ける工程では作業員に「細かくて大変ですね」と声をかけられる場面も。見学をされた後、田島社長に「苦労もあったかと思いますが、日本のため世界のため創意工夫に尽力してください」と激励された。

平成15年(2003年)9月18日

どんどん新しいものを
 住田光学ガラス(さいたま市浦和区)では、デジタルカメラ用のレンズや光ファイバー、自ら光を取り込み発光する蓄光ガラスなど各種製品を視察。本社工場内では、製品の試作、溶解、成形、検査など製造工程もご覧になり、説明に熱心に耳を傾けられた。専門的な質問もなされ、予想外な問いにスタッフが答えに戸惑う場面も。見学をされた後、住田社長を「これからもどんどん新しいものをつくって頑張ってください」と激励された。