新映画レーベル「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」の第1弾となる『こえをきかせて』『グラグラ』『焦燥』合同記者会見が6日、都内で行われ、各作品で主演を務めた永岡怜子、渡辺万美、小田飛鳥、メガホンをとったいまおかしんじ監督、高原秀和監督が登壇した。


いまおか監督がメガホンをとった『こえをきかせて』に主演する渡辺は、映画初主演で初の濡れ場を経験した本作の見どころを聞かれると「モデルをやっている主人公のハルカと、肉屋のおじさんが、テレパシーという不思議な能力を通じて、恋愛ではないんですけど心の声で話し合って、特別な関係になっていく模様が皆さまに伝わればなと思っております」と語り、同じ質問に、こちらも初の濡れ場挑戦となった高原監督作品の『グラグラ』に主演する永岡は「ヘンテコなお話です(笑)。既存のセクシー目の作品にはなかったような切り取り方をされているので、肩肘張らずに見ていただけて、最後には心に何かを残せるような作品になっていると思います」とアピール。同じく高原監督がメガホンをとった『焦燥』に主演する小田は「最後の濡れ場ですね。紗弓が体を張って常識では考えられない行動を起こすんですけど、その中には紗弓の覚悟と愛があって、それは私も迷うことなく思い切ってすることができたので、見応えのあるシーンになっているんじゃないかなと思います」と力を込めた。

また、劇中で自分のエロスをどう生かしているか質問されると、渡辺は「体のラインや見せ方を大事にしていたつもりです」と答え、「テストで軽く相手役の人と交わったときに、監督から『そんなに大げさにやらなくていい』と言われたんですが、決して大げさにはやってなく、私、普段から大げさなのかなって帰り道に悩みました(笑)」とエピソードも明かした。永岡は「私は一筋縄ではいかない演じ方をしないといけない役だったので、普段の私を出すのではなく、お勉強するにも難しかったんですけど、はるかならどうするかというのを頭に入れつつ演じた濡れ場でした。手応えは感じています」と胸を張った。そして、オールヌードを初披露した小田は、自慢のバストは活躍したか聞かれると「もう使うしかないですよね(笑)。私のおっぱいは(相手役の男性の)大きな手でもやっぱり手に収まらないんだなって思いました」と誇らしげに語り、高原監督は「3人ともおっぱい大活躍ですよ」と絶賛した。

さらに、本作が一部で“平成最後のエロス”と言われていることについての感想を聞かれると、渡辺は「私は平成元年生まれで、芸歴13年、ずっとエロと関わってきたつもりなんですけど、それが終わっちゃうってなると、私の時代が終わっちゃうのかなって思うのですが、終わりは始まりということで、令和になってもニュー万美で新しいエロスを追求できればなと思います」と吐露し、永岡は「私は昭和生まれなので通過点に過ぎないんですけど(笑)、平成最後という冠をいただける作品に出演できたことが、私の中では誇りになって、この先も永岡怜子として活動していけるのではないかと思っています」としみじみ。小田は「平成2年生まれで、紛れもなく平成に育ててもらったセクシー番長ですし、平成は終わりますけど『エロティカ クイーン』も始まったばかりで、変わり目に使っていただけて光栄です」と目を輝かせた。

劇中では、中年男性と関わりを持つ3人だが、私生活での中年男性との関わりやエピソードを尋ねられると、渡辺は「私はおじさんが好きですね。カメラマンの方や監督だったり、相手役の方だったり、勉強することがたくさんあって、すごく話しやすいですし、優しいですし、私は感謝しています」と笑顔を見せ、永岡は「この世に生をうけてから公私ともに“おじさまキラー”として生かさせていただいているので、おじさまたちには本当にお世話になっていて、本当にかわいがっていただいているので、これからも50、60喜んでやらせていただこうと思います。おじさんありがとうー!」と絶叫。

続けて「私、すごく好きな人がいるんですけど」と切り出した小田は、「落語家の三遊亭小遊三師匠が本当に好きで、これから先、令和になってもこんなにタイプの人は現れないだろうって思って、自分の写真集とか袋とじの雑誌を持って、手紙と一緒に差し入れていて、ストーカーみたいなことをしているんですけど」と告白し、「小遊三師匠って大喜利で袋とじのネタとかされていたので、グラビアを始めたときから小遊三師匠に袋とじを開けてもらうんだって思っているので、小遊三師匠にいい女だなと思っていただけるまでは頑張りたいですし、師匠を元気にさせたいです。(報道陣の)皆さん、届けてください。お願いします!」と胸をときめかせていた。

『こえをきかせて』『グラグラ』『焦燥』は渋谷ユーロライブにて4月6日(土)〜8日(月)まで限定公開。