坂口健太郎「愛情とヒューマンを描いた作品に」、吉田鋼太郎とW主演『光のお父さん』制作発表
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』制作発表会が24日、千葉・幕張メッセ「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」で行われたステージプログラム内で行われ、坂口健太郎、吉田鋼太郎が登壇した。
本作は、息子であることを隠して父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1,000万を超えたブログが原作。この連載はたちまち人気を集め、連載最終回がYahoo!ニュースで取り上げられるほどの話題に。その後、SNSで絶賛の声が爆発的に広がり、ネットの世界を飛び出して書籍化が実現。さらには地上波でドラマ化もされた感動作が、スクウェア・エニックスの全面協力を得て、映画化することが決定した。
息子・岩本アキオ役に坂口健太郎、父・岩本暁役に吉田鋼太郎のW主演、そしてアキオの会社の同僚・里美役に佐久間由衣、アキオの妹・美樹役に山本舞香、アキオの会社の先輩・吉井役に佐藤隆太、アキオの母親役に財前直見と豪華キャストが集結する。
ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹は「オンラインゲームを愛する一人のみなさんと同じ”光の戦士”が始めた計画が、多くの人の支えによってコンテンツ化され、TVドラマ化されたことですら奇跡的なのに、それが今度は劇場映画化ですよ。嬉しくないわけがないです!!内容も素晴らしいものに仕上がりつつありますし、この劇場版をより大勢の方にお届けしたいですし、まだこの世界に触れた事のない人にも広げていけるよう、頑張っていきたいと思います!」と喜びのコメントを述べた。
坂口健太郎は「原作を拝見し、面白いドラマだと思っており、僕も実際ファイナルファンタジーをプレイしていたので作品が楽しみです。しっかりと愛情とヒューマンを描いた作品にしたいと思います。」と話すと、会場のファイナルファンタジーのファンからは喜びの声が上がった。
「お父さんの暁役を演じています吉田鋼太郎です。テレビドラマ版で大杉漣さんが演じていらっしゃった役です。僕も漣さんとは何度か共演させていただいて、本当に素敵な方だったので、亡くなられたことは本当に残念でしたが、この役をやらしていただくのは本当に光栄で、撮影を頑張っています。宜しくお願いいたします。」と、吉田が会場にいるファンに向けて挨拶をした。
2人に出演のオファーが来た時の感想を尋ねると、「僕もゲームが大好きで、FFシリーズはほぼ全作やっていました。なので誰か知ってくれてオファーしてくれたのかなと思ったら全然そんなことはなく、監督に『ゲームをするか』尋ねられた時に、その話をして、監督から『坂口くんゲーマーなんだね』という話をしました。撮影に際しては、僕はマイディーでもあり、アキオでもあるので、ゲームの中の気持ちをシンクロさせるのは難しかったですね。」と坂口。
「僕が演じているお父さんは寡黙な役で、セリフを覚える作業はほぼ無いので、今回は結構楽させてもらっています(笑)普段は無責任なアドリブをやるのですが、今回はそれができなくて、伝えたいことだけをきっちり伝えるので、その難しさがありますね。」と吉田鋼太郎が話した。
最後に「今日はありがとうございました。本当にこのゲーム自体が面白いので、この面白さを映像でどう伝えていくか、お父さんとの関係性をどう描いていくかが大事になってくると思います。ここにいらっしゃる方はFFのプロの方だと思うので、その皆さんの想いに負けない作品にしていきたいと思います。」と坂口が。
「現場で演じている私たちが面白いと、言っているので間違い無いです。昨日も少年時代の撮影だったのですが涙ぐんでしまいました。現場にいる僕が涙ぐんでしまうので、本当に泣けます。たくさん笑えるところもあるし、最後には涙を流していただけるような作品になっています。乞うご期待ください。」と吉田鋼太郎が、「FF14というゲームは本当に色々なことが起きます。プレイヤー1人が発信したブログがこの日本を代表するお二人の主演で、まさか劇場化するとは、思いませんでした。素晴らしい作品になると思いますので、二度三度と劇場に足をお運びください。見るたびに発見できることがたくさんあると思います。」と吉田直樹が映画の完成を楽しみにしているファンに向け話し、大盛況のまま制作発表会は幕を閉じた。
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
(C)2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 (C)マイディー/スクウェア・エニックス
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