『ブレイキング・バッド』ジャンカルロ・エスポジート、ハーレムのゴッドファーザーを描く新作でフォレスト・ウィテカーと共演

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社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったドラマ『ブレイキング・バッド』。本作で麻薬王グスタボ・"ガス"・フリングを演じたジャンカルロ・エスポジートが、米Epixによる実在の人物を描く新作犯罪ドラマに出演することが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

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本作は、1960年代を舞台に "ハーレムのゴッドファーザー"と呼ばれたアフリカ系ギャングのバンピー・ジョンソンを中心に描く『Godfather of Harlem(原題)』。刑務所で10年服役している間にイタリア系マフィアに支配権を奪われた主人公バンピーが次第に権力を取り戻していくさまを描くストーリーだ。

主人公バンピーに扮するのは、『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカー。ジャンカルロは、ハーレムの伝説的人物で、キリスト教バブテストの牧師であり、議員でもあるアダム・クレイトン・パウエルを演じる。パウエルは、ニューヨークとワシントンD.C.で、民権運動を主張する人物だが、裏では市民の血税を使い、酒や女に溺れる演技派のショーマンという別の顔を持つという役どころ。

『LAW & ORDER クリミナル・インテント(犯罪心理捜査班)』で主役のロバート・ゴーレン捜査官を演じたヴィンセント・ドノフリオの出演決定も先日お伝えしたとおり。ヴィンセントは、敵対勢力となるイタリア系犯罪組織ジェノヴェーゼファミリーのボス、ヴィンセント・"チン"・ジガンテを演じる。そのほか、ポール・ソルヴィノ(『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』)、ケルヴィン・ハリソン・Jr(『シカゴP.D.』)、ルーシー・フライ(『ダークネス』)らの出演も決定している。

製作総指揮と脚本は、Netflixの麻薬犯罪ドラマ『ナルコス』のクリス・ブランカトーが務め、第1話の監督を『それでも夜は明ける』で脚本・製作総指揮を務めたジョン・リドリーが担う。

ジャンカルロは、米Cinemaxの新作ドラマ『Jett(原題)』に犯罪組織のボス、ボードレール役で出演することも決まっており、更には『ブレイキング・バッド』のスピンオフ『ベター・コール・ソウル』にもガス役で登場している。『ベター・コール・ソウル』は、ニューメキシコ州で撮影されているが、『Godfather of Harlem(原題)』はニューヨークでのロケとなるため、スケジュールの調整に苦労するかもしれない。

犯罪ドラマが続いているジャンカルロだが、捜査官を長年演じてきたヴィンセントとの悪同士の共演もファンにとっては楽しみだろう。(海外ドラマNAVI)