疲れなんか吹き飛ばせ!安田祐香が精力的に汗を流した(撮影:ALBA)

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<富士通レディース 事前情報◇10日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,675ヤード・パー72)>
アマチュアの安田祐香(滝川第二高3年)が、今年のプロトーナメント8試合目となる試合に挑む。連戦で少しばかり、お疲れの様子もうかべたが、今大会も“アマ旋風”の中心になるべくプレーを続ける。
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開幕2日前となる10日は、今大会に出場するナショナル・チームメンバーとの練習ラウンドをハーフで切り上げ、その後はショット、パット練習に時間を費やした安田。話しを聞くと、「疲れているのか分からない」という言葉も口をつく。それもそのはず。現在、高校3年生にしては少し“過密”ともいえるスケジュールをこなす真っただ中に立たされているのだ。
2週前に「日本女子オープン」に出場し4日間戦い抜いた安田は、息つく暇もなく福井で行われた国体に出場。それを終え、千葉に入り、この「富士通レディース」に臨んでいる。
その国体では個人戦で1位に輝き、兵庫県代表として挑んだ団体優勝に大きく貢献。この結果には「女子オープンを回っていたので、国体のセッティングが簡単に感じました」と前週の戦いも大きな好影響をもたらした様子だった。「県の代表として出場するので、チームワークが大切だなと思いました。個人が頑張らないと、チームはダメになってしまいます」という意識で戦った大会を、最高の形で締めくくったことに充実感もおぼえている。
日本女子オープンは「原因が分からない」というショット不振にも悩まされ、今年のプロトーナメントで最低順位となる55位に終わった。しかし、その後「右肩が前にかぶっていた」と、その理由が周囲からのアドバイスによって判明。「自分では気づかなかった」というその“狂い”をすぐさま調整し、国体での好プレーにつなげた修正力はやはりタダモノではない。
今後予定されているプロトーナメント出場は、今大会と来週に地元・兵庫県で行われる「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」のみ。「プロの試合も残り少ないですし、一打一打集中してプレーしたいです」と、さらなる成長につながる場を一つも無駄にしない。17歳の連戦はあと少しだけ続くが、そのすべてを吸収し、また一つ強くなっていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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