ホンダ「CR-V」、たった2年で復活のワケ
それから2年。SUV市場は拡大し、ヴェゼルも成長したが、「『よりサイズが大きく、質感も高いSUVがほしい』との声が出てきた」(寺谷執行役員)ことで、CR―Vを再登板させる。
5代目となる新型CR―Vは顧客ニーズが多様化する市場に適合させた。目玉は「日本で勝つには不可欠」(同)というHVと、3列シート仕様(7人乗り)を設定したこと。HVは二つのモーターを搭載した独自のHVシステム「i―MMD」を採用し、ガソリン1リットル当たり25・8キロメートル(JC08モード)とクラストップの低燃費と高い走行性能を実現した。3列仕様はガソリン車のみの設定だが、燃料タンクの形状を工夫するなど広い室内空間を確保した。
先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備。価格はガソリン車が323万280円(消費税込み)、HVが378万4320円(同)から。
ミニバンからの乗り換え需要も狙い、月販1200台を目指す。CR―Vが属する国内SUVアッパーミドル層の市場は約10万台。「最低限、月販目標は達成し、一定のポジションをとりたい」(同)と強調する。
ホンダの17年度の国内販売は「Nシリーズ」がけん引し軽自動車が全体の約47%を占めた。寺谷執行役員は「Nシリーズの好調に安住せず、上級層を狙ったモデルもバランス良く売らないといけない」と話す。
