10日放送、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」では、サッカーのワールドカップ(W杯)を前に、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏からの金言を伝えた。

2006年から2007年まで指揮を執ったオシム氏は、日本代表監督時代に脳梗塞で倒れて退任を余儀なくされた。それから10年以上が経ち、77歳となったオシム氏の現在の姿に、ネットでは「やせた」「やつれた」と驚きや心配の声も上がっている。

日本代表は先日のスイス代表との国際親善試合でも0-2と完敗するなど、開幕が迫る中で不安ばかりが指摘されている。だが、オシム氏は「日本人は野心が高すぎる。簡単に強くなるレシピは存在しないし、地道な努力をスキップしてはいけない」と指摘した。

飛躍が容易でないと警鐘を鳴らすオシム氏だが、日本の目標はグループステージ突破だ。そのための鍵として、オシム氏は「3戦目こそ重要なんだ」「ポーランドを過小評価するのはよくない。彼らはブラジル並みに強いからね」と述べている。

初戦のコロンビア(16位)や2戦目のセネガル(27位)と比べ、ポーランドは8位とグループHでFIFAランクが最上位。また、1998年大会以降、初戦に勝てばグループステージ突破の確率が85%とあり、選手やメディアが最重要と位置付けているのはコロンビアとの初戦だ。

だが、最終戦が大事と考えているのは、オシム氏だけではない。同じく日本サッカー界のレジェンドで、2006年大会の監督だったジーコ氏も「初戦を落としても全く問題はない」とコメント。「1勝で決まるかもしれない均衡したグループ」だけに、「1つでも勝てば突破は夢ではない」とした。

また、ジーコ氏は「ヨーロッパ勢に勝って決勝トーナメントに進出すれば、『あれ?日本は強いのか?』と他国に脅威を与えることができる。精神的な優位性がそこで生まれるんだ」とコメント。ポーランドを倒して勝ち進むのは、ベスト16以降の戦いにも追い風になると話す。最後に、オシム氏は「日本は進歩していることに気づいてほしい。重要なのはMOGU(ボスニア語)=できると信じること。日本には本大会でサプライズを起こし、『新たな発見』となってほしいね」と、日本代表にエールを送った。