「MRJ」キャンセル連鎖を避ける焦点
17年秋としていた設計見直の完了も、年内ぎりぎりになるかもしれない。装備品の配置、電線の配線と大きく二つの見直し作業があり、装備品については終わった。電線はめどは立ったが、詳細な作業をしている段階だ。今年の大きな課題は、設計見直しを完全に仕上げ、それを反映した機体を作り上げることになる。
量産初号機を目標の20年半ばに納入について水谷社長は「ぎりぎりいけると思っている。ほぼ計画に沿って動いている。型式証明取得に向け飛行試験を進めることが、将来の注文につながるはずだ。開発を仕上げることが優先で、積極的に受注を取ろうとはしていない」と話す。
米イースタン航空の件は顧客側の事情によるものが大きいが、キャンセル発生で受注活動に悪影響が出る可能性もある。今後、試験機を計画通り追加投入できるかが大きなポイント。納期を守るためにも、これ以上のトラブルは避けたい。
