慶大が量子コンピューターの拠点新設へ、「IBM Q」に直接アクセス
慶大は米IBMが推進する量子コンピューティング研究のハブ構想の中核メンバー。同センターの稼働にあわせて、同じくハブ構想に参加するJSR、日立金属、本田技術研究所、長瀬産業の4社とそれぞれ共同研究に関する委託契約を結ぶ。「企業が持ち寄る現実的な課題を皆で解く。こうした試みは国内初」(伊藤公平慶大理工学部長)としている。
慶大は半導体回路を使った量子コンピューターの作成で20年間にわたる蓄積を持つが、これまで理論上の研究が中心だった。今後は世界最速の量子ビット20個で構成するIBM Qを軸に、量子コンピューターのアプリケーション(応用ソフト)の研究にかじを切る。新センターでは量子コンピューティングの研修制度も導入し、人材育成にも力を注ぐ。
