羽生結弦【写真:Getty Images】

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右足首の負傷により無念の欠場…海外も続々報道「ハニュウが全日本選手権を欠場」

 フィギュアスケート羽生結弦(ANA)が右足首の負傷により、全日本選手権(21日開幕)の欠場を発表した。来年2月の平昌五輪で大本命に挙げられる世界王者の棄権を受け、海外メディアも注目。「五輪王者ハニュウが国内大会も辞退」などと報じ、反響を呼んでいる。

 米テレビ局「NBCスポーツ」は「ユヅル・ハニュウが全日本選手権を欠場」と特集。「ハニュウは国内大会を欠場しても日本の五輪チーム3枠には(ほぼ確実に)名を連ねることができる」と五輪で復活に期待を寄せ、「彼はこれ以上多くのジャンプに取り組まないことを選んだのだが、フリースケートに向けた稽古に励み続けていた」とギリギリまで調整に励んだことを紹介している。

 また、日本の代表選考については羽生とともに宇野昌磨が五輪を牽引する筆頭とし、3枠目は無良崇人、田中刑事らが争うと予想している。カナダテレビ局「CBC」は「五輪王者ハニュウは負傷でいまだ戦線離脱。国内大会も辞退」と見出しを打ち、ソチ五輪王者の23歳が無念の欠場を選んだことを伝えている。

 羽生は11月のNHK杯の前日練習中に着氷に失敗し、右足首をひねって負傷。当初は全日本選手権で復帰を目指していたが、調整が遅れていた。五輪選考会を兼ねる今大会、羽生は世界ランク1位で実績を考慮され、平昌五輪は救済措置で出場が確実視されている。今回は国内大会ながら、動向に注目を集めている羽生。それだけ、世界的な人気を誇る世界王者に関心があるようだ。

 平昌五輪まで2か月を切り、一日でも早い回復を願いたい。(THE ANSWER編集部)