景気が良くなっているとはいえ、日々家計をやりくりする奥さまにとっては購入するクルマは低価格でランニングコストが抑えることのできるものが賢い選択と言えるでしょう。

ここでは、新車価格150万円以下でJC08モード20.0km/L以上という優れた燃費性能を誇る国産コンパクトカーを5台紹介します。これらのクルマならば、家庭内財務省の奥様を説得できるのではないでしょうか。

■トヨタ・パッソ

3代目となる現行型トヨタ・パッソは2016年4月に登場。先代モデルには1.3Lエンジン搭載車やパッソのみに存在した+hanaというパッソ限定のグレードも設定していましたが、現行型パッソはダイハツ・ブーンのOEM供給車という色合いが強まりました。

グレードはスタンダードグレードの1.0Xと丸目のヘッドライトを採用した上級グレードのモーダの2種類で、搭載するエンジンは1Lのみ。駆動方式は全グレードでFFと4WDを用意しています。JC08モード燃費は24.4〜28.0km/Lとなっています。

衝突回避ブレーキ機能や誤発進抑制機能がセットとなった運転支援システムのスマートアシストIIを設定した現行型パッソの新車価格は115万200〜183万600円で、オススメグレードは安全装備のスマートアシストIIを装備した121万5000円のX“S”です。

スズキ・スイフト

国産コンパクトカーの中で最も新しいモデルが、2016年12月に登場したスズキ・スイフト。4代目となる現行型のスイフトはクルマの骨格部分から一新し、軽量・高剛性の新プラットフォーム「ハーテクト」を採用し、走行性能と燃費性能を向上させています。

搭載されるエンジンは1.2L直3DOHCを中心に、1.2直3エンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドシステム、そして1L直3ターボの3種類で、JC08モード燃費は20.0〜27.4km/Lと低燃費となっています。

現行型スイフトの新車価格は134万3520〜194万1840円で、オススメは146万3400円のXL セーフティパッケージ装着車です。先進安全装備を装着したセーフティパッケージ装着車は155万5200円となります。

■三菱・ミラージュ

コンパクトカーの三菱・ミラージュは12年振りとなる2012年8月に復活しました。ミラージュは三菱のコンパクトカーのグローバルモデルであり、生産はタイで行われ日本に輸入されています。

搭載するエンジンは当初1L直3エンジンのみでしたが、2014年12月に1.2L直3エンジンを追加。そして2016年1月のマイナーチェンジで1.2Lエンジンのみとなっています。JC08モード燃費は23.8km/Lで駆動方式はFFのみです。

ミラージュの新車価格は138万〜148万円で、eアシストと呼ばれる渋滞時などの低車速域衝突軽減ブレーキなどがセットになった先進安全装備を全車標準装備しています。オススメはディスチャージヘッドライトなどの装備が充実した148万5000円のGです。

■日産・マーチ

日産の小型乗用車の中でベーシックモデルとなるのが、日産・マーチです。キュートなエクステリアデザインが特徴のマーチですが、4代目となる現行モデルは2010年に登場しました。

コンパクトカーのグローバルモデルとして世界各地で高く評価されているマーチは、需要の高い地域での現地生産を行っており、日本に導入されているマーチはタイで生産され輸入されています。搭載されるエンジンは1.2L直3を中心に、スポーティモデルのニスモSには専用チューンを施した1.5L直4エンジンを設定しています。

駆動方式はFFとモーターアシスト式の4WDを用意し、JC08モード燃費は18.4〜23.0km/Lを実現。新車価格は115万1280〜184万2480円で、137万5920円のX Vセレクションがオススメです。

ホンダ・フィット

6月下旬にマイナーチェンジを行うことが予告されているホンダ・フィットですが、3代目となる現行モデルは2013年9月に登場しています。

現行型のフィットには1.3Lそして1.5Lの直4エンジンと1.5L+モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの3種類のパワートレインを設定し、JC08モード燃費は20.0〜36.4km/Lと高い燃費性能を発揮します。FF車だけでなく、4WD車にもハイブリッド車を設定しているのが特徴です。

新車価格は129万9800〜222万1000円で、上級モデルの1.5XLやスポーティモデルのRSもラインアップしています。オススメグレードは142万5000円の1.3G・Fパッケージです。

(萩原文博)

堅実な奥さんも納得!150万円以下のコンパクトカーランキング【2017年版】(http://clicccar.com/2017/06/11/479723/)