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EIZOは18日、映像制作市場向けに、HDR表示に対応した31.1型4Kリファレンスディスプレイ「ColorEdge PROMINENCE CG3145」を発表した。12月に発売の予定。

HDR映像の制作工程において、最終色調整(カラーグレーディング作業)に使用する、EIZO初となるHDRリファレンスディスプレイ。画面サイズは31.1型で、解像度は4,096×2,160ドット(4K)。

新型のIPS液晶パネルを採用し、専用の高輝度バックライトユニットと組み合わせることで、従来のHDRリファレンスディスプレイにあったハロー現象を抑制。HDR映像のカラーグレーディング作業に正しい色環境を提供する。

1,000cd/平方メートルの高輝度や、1,000,000:1の高コントラスト比、配信・映画制作向けに規格化されたHDR「PQ方式」と放送向けのHDR「Hybrid Log Gamma」に対応。PQ方式は、HDRの国際標準規格であるITU-R BT.2100、およびSMPTE ST 2084に、Hybrid Log Gamma方式はITU-R BT.2100に準拠している。

専用調整ソフト「ColorNavigator NX」を用いたハードウェア・キャリブレーションに対応し、24bit LUT(ルックアップテーブル)による高精度の階調・色表示が可能。DisplayPort入力では、50/60pで4:4:4、HDMI入力では50/60pで4:2:2までをサポートする。そのほか、ズーム機能や色域外警告機能など、映像制作専用機能を多数搭載。

そのほか主な仕様は、液晶パネルがIPS方式の非光沢(アンチグレア)、視野角が水平垂直とも178度。USB 3.0のハブポート×3基を備える。映像入力インタフェースはHDMI×2、DisplayPort×2。マグネット式遮光フードが付属する。

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