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俳優の小栗旬がこのほど、主演を務める関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(11日スタート、毎週火曜21:00〜21:54)の取材に応じ、"規格外"ドラマの放送を英断した関西テレビを「狂ってる」という表現で称賛した。

このドラマは、『SP』シリーズなどの金城一紀氏が脚本を務め、5年前から構想を練ってきた作品。主演の小栗演じる稲見朗ら、人に言えない過去を持つ公安機動捜査隊特捜班の面々が、これまでの警察ドラマの常識を越える規格外の事件に挑んでいく姿を描いていく。「カリ・シラット」という武術を取り入れた激しいアクションも見どころだ。

小栗は「金城さんから構想を聞いて『すっげぇ面白そう』と思いつつ、聞けば聞くほど難しいだろうなと思っていたので、決定稿をもらったときに『あー本当にやってくれるんだ! よかった!』と思いました」と喜んだそう。いざ撮影に入ると、特捜班という組織を紹介するためだけに巨大なセットを建てていたそうで、「『狂ってるな、関西テレビ』と思ってクランクインしました(笑)」と振り返る。

この取材会には特捜班の田丸三郎役を演じる西島秀俊も出席し、「とにかく企画が面白くて、ぜひ参加させていただきたいとお話ししたんですけど、正直(撮影には)入らないだろうと思ってました」と本音を吐露。それが、実際に台本が完成し、出演者・スタッフの顔合わせも行われ、「関西テレビさんがこれをやるという勇気ある決断をされて、期待感はすごかったです」と興奮を語った。

小栗も、その顔合わせに触れ、「長塚(京三)さんまで呼んじゃったから、もう引き戻せないと思いましたよね(笑)」と実感がわいたそうだ。

そんな"規格外"の作品だけに、小栗は「今のドラマ界に風穴を開けられるドラマが作れたと思っているので、『つまんねーな、テレビドラマ』と思ってる視聴者の皆さんにも楽しんでもらえるものができたんじゃないかな」と自信。

西島は「実際にあった事件や、都市伝説の裏にあると言われているものを題材にした金城さんの天才的な脚本で、日本で起きている空気や気配みたいなものがそのまま台本でリアルな世界で構築されている」と紹介した上で、「それを僕たちがどうやってこの世界に具現化するのか。アクションも含めて、今までに見たことがない連続ドラマになってると思う」と胸を張った。