角栓の押し出しは絶対NG！プロが教える「脱イチゴ鼻」メソッドがスゴイ
お風呂上がりにふと鏡をみると……あれ？ 小鼻のわきにプツプツ顔を出している角栓……。これは、毛穴から出た皮脂や汗、メイク汚れなどが混ざってできた汚れが固まってしまい、毛穴をふさいでいる状態です。触ればザラザラ、見ればプツプツ、明らかに女子力は低下……。肌悩みの中でも特に毛穴が気になるという方は少なくないのではないでしょうか？
そこで今回は、メイクアップアーティストの筆者が、“脱イチゴ鼻”メソッドをご紹介します。
■気持ちはわかるけど…押し出し厳禁！
鼻の頭にプツッと見えたら、指でギュッと押し出したくなるのは当然の心理。もちろん筆者も経験したことはありますよ。しかし、実はこれ、取れるときの爽快感は否めませんが、悪化の一途をたどる魔の行為。
押し出すときに、爪などで肌を傷つけるだけでなく、汚れが取れたあとの毛穴は、ポッカリと口を開けたまま。つまり、その大きく開いた穴のなかに、再度汚れが入りやすくなって負のルーティーンになってしまうのです。
■ツルツル小鼻は1日にしてならず！日々の積み重ねあるのみ
角栓は、皮脂汚れ、メイク汚れなどが入り交ざってできているため、洗顔料だけでは落としにくい場合もあります。そのため、日々の洗顔はしっかりと泡立てて、鼻周辺でしっかりと泡の弾力を利用して洗うのはもちろんのこと、スペシャルケアとして、オイルを使ったケアもオススメです。
定番ケアのホットタオル＋オイルは、もうご存知のはず。まず、ホットタオルで毛穴を十分に開かせてから、オイルで小鼻周りをクルクルと優しくマッサージするようにおこないます。クレンジングオイルでも結構ですが、皮脂を余分にとってしまう可能性もあるため、ホホバオイルなどを使用するのもよいでしょう。
よく、綿棒などを使用しておこなうとごっそり取れる！という話も耳にしますが、筆者のオススメは、やはり自分の指。
いくら柔らかい綿棒であっても、異物は異物。そのため、せっかくケアをしているにもかかわらず、肌を摩擦で傷つけてしまっては、余計に毛穴を開かせてしまう原因に。
やはり、同じ自分の肌である指で、ソフトタッチにおこなうのがベストだと筆者は考えます。
■だまされたと思って死ぬ気で「保湿」を
美容を本職としている筆者だって、毛穴は気になります。そのため、定期的に通う皮膚科では、毛穴にまつわる相談をしたことも。
毛穴を引き締めるために一般的に有用といわれているのは、“ビタミンC”などが配合されているコスメというのは周知の事実。しかし、これらを使用する前にもっと根本的なことを徹底しなければならないことを、皮膚科医に学びました。
それは、「保湿」。「え？保湿なんて毎日当たり前にやってますが……」と正直思いましたが、私たちが思う保湿は、実はまだまだ足りないそう。
とはいえ、それは高い化粧水を使わなきゃいけないというわけではありません。まずは、しっかりと保湿する習慣を身につけるのが優先とのこと。それからというもの、筆者のスキンケアは、化粧水が8割を占めているといっても過言ではありません。
多いときには、5回ほど化粧水をつけるときもあります。そのおかげもあってか、日をおうごとに以前よりも毛穴が目立たなくなり、ファンデーションを塗ったときの毛穴落ちもなくなりました。
加齢や乾燥、摩擦による刺激で開いてしまうこともある毛穴。女性にとっては大きな悩みの1つですが、毎日コツコツとケアをすることによって、着実によい方向へと進みます。ですから、あきらめずに日頃のケアを続けましょう！
【画像】
※ Yeko Photo Studio / shutterstock
【筆者略歴】
※ 黒木絵里 ・・・ 外資系化粧品メーカー2社、某大手ヘアサロンのメイクセクション統括を経験後、独立。Eri Kuroki Make-up solution代表となり、育成やマニュアル監修、大手企業のセミナーのほか美容ライターとしても活動中。
