サムスンのハイエンド「Chromebook Pro」、高解像度&タッチスクリーンで10月末に登場か

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先週末、サムスンのハイエンド版Chromebook「Chromebook Pro」が、海外通販サイトの先行予約ページで一時的に公開されました。ディスプレイ12.3型でタッチスクリーン(スタイラスにも対応)、解像度は2400×1600。RAMは4GBを備えて内蔵ストレージは32GB、ボディの厚さは12.9mm。バッテリー持続は10時間などのスペックが明らかとなっています。

数か月前から開発が噂されていた「Chromebook Pro」の仕様が判明したのは、カメラ・レンズの海外通販サイトとしても有名なAdoramaの先行予約受付ページ(現在は削除済み)がきっかけ。

同じく海外通販のB&Hで公開されていた情報(やはり削除済み)によると、価格は499ドル(約5万2千円)で10月24日に発売とのこと。さらにallthingsmine.comに掲載されたスペック表では、重さは2.38ポンド=約1.08kgで、モバイル用途にも耐えうる軽さです。

Chromebook Proのディスプレイは360度回転が可能で、AdoramaとB&Hに掲載されていたランディングページ(インターネット広告のリンク先となるページ。商品イメージなどを紹介する)では、本体にスタイラスを収納する画像などのほか、ノートPCスタイルからタブレットに変形する(いわゆるコンバーチブル型)動画が披露されていました。

http://chromeunboxed.com/wp-content/uploads/2016/10/SamsungChromebookPro.mp4

Chromebookは今年5月、北米市場での2016年第1四半期出荷数がMacを初めて上回ったと報道されましたが、強みは「低価格でも動作が軽快」ということ。その多くが200~300ドルに抑えてスペックも控えめのなかで、サムスンは「少し高価でもハイスペック」のニーズに応えることになりそうです。

今年5月からChromebookにAndroidアプリをインストール可能となっており(「設定」から「Chrome OSについて」 「詳細情報」 「チャンネルを変更」 「Dev」を選択。あくまで開発者モードで、正式スタートは「今秋」とされながら未定)、これまでのアプリの少なさを解消するとともに、Chrome OSでは不可能だったアプリのオフライン運用(特にMS OfficeのWordやExcel)もできるようになり、活用の幅が広がっています。ただし、対応しているのは一部の最新機種のみ。

Chromebook ProについてAndroidアプリが対応するかどうかは未発表ですが、タッチスクリーン搭載でAndroidアプリとの相性もよく、その可能性は高いはず。もし国内でも販売されれば、モバイルユーザーの選択肢の一つに加わるかもしれません。