ベストスコアタイを出しても顔は引き締まったままだ(撮影:秋田義和)

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<アジア・パシフィック アマチュア選手権 3日目◇8日◇ジャック・ニクラウスGC(7,062ヤード・パー72)>
 優勝者に来季の米国男子メジャー「マスターズ」の出場権が与えられる「アジア・パシフィック アマチュア選手権」。17位タイから出た東北福祉大3年の比嘉一貴が今日のベストスコアタイとなる5アンダーを叩きだし上位に顔を出した。
「ヒデキが一番の成功例」オーガスタへ続く道
 強い風が吹く中、「今日は風が逆にちょうど良くて。全然苦じゃなかった」と比嘉。7番で2メートルにつけてバーディを先行させると、折り返してから4つのバーディを奪取。一気にリーダーボードを駆け上がった。
 それでもクラブハウスに引き上げてくる顔は不満顔。それは18番で1メートルのバーディパットを外したからだ。「狙ったところに打てたのにスパイク跡で切れてしまって。6にできたのができなかった。悔しい、後悔してます」。最終日に向けて1つでも差を縮めたかっただけに、いら立つのも無理はない。
 「元々調子は悪くなかったし、明日はもっと伸ばしたい。順位は気にせず何個バーディを獲っても攻めていきたい」。偉大な先輩が示したオーガスタへの道。奇跡の大逆転を最後まであきらめるわけにはいかない。
【3日目の順位】
1位:ブレット・コレッタ(-14)
2位:キャメロン・デービス(-12)
3位:亀代順哉(-8)
4位:カーティス・ラック(-7)
5位:金谷拓実(-6)他
6位T:比嘉一貴(-4)他
10位T:小斉平優和(-1)他
13位:大西魁斗(E)
35位T:石徳俊樹(+7)他
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