日本ハムが西武に完封負け、4年ぶり7度目Vはお預け 先発・大谷にV託す
28日は大谷が10勝&リーグVかけ先発へ、大一番で菊池と“花巻東対決”
優勝マジック1となっていた日本ハムが27日、敵地で西武と戦い、0-3で敗れた。相手先発に岸に7回4安打無得点に抑えられるなど、西武投手陣に完封負け。マジック対象チームのソフトバンクもロッテに3-2で勝利したため、4年ぶり7度目(前身の東映時代を含む)のリーグ優勝は28日以降にお預けとなった。
日本ハム先発の吉川は、初回先頭の秋山に死球を与えると、外崎に先取点となる2号2ランを浴びて失点。5回にも炭谷に1年ぶりとなる今季1号ソロを浴び、リードを広げられた。吉川は「内容がどうこうではなくて結果がすべてだったので、初回に先制を取られたことが痛かったです。5回のホームランも本当にもったいなかったです」と悔しがった。5回を投げ、4安打、2本塁打、自責点3で降板した。
一方の打線も5回1死から岡が中前打を放つまで、岸にノーヒットに封じられた。6回に1死一、二塁と好機を作ったが、陽、中田が倒れ、得点を奪えず。7回は2死一塁から代打に大谷が登場。初球を詰まりながらも中前へ運び、自身も二塁へ到達する好走塁(記録は二塁打)で二、三塁とチャンスだったが中島が見逃し三振に倒れた。岸に9勝目を献上した。
ソフトバンクも勝利したため、優勝は明日28日の同カードまで持ち越し。発表となった予告先発では日本ハムはこの日、代打で登場した大谷が10勝目とリーグVをかけて登板。西武は菊池雄星が登板する。大一番で岩手・花巻東出身の好投手対決が実現。明日28日も注目度の高い一戦となりそうだ。