どこまでがNG!? 男性100人が悩むセクハラのボーダーライン
最近では、女性が男性にあからさまに性的な嫌がらせを言われるようなことは減ってきました。それ自体は喜ばしいことですが、セクハラの定義というのもなかなか難しいですよね。相手がイヤがればハラスメント、と言われますが、男性にしてみれば「え? こんなことも?」と思う場面も多いようです。今回は既婚男性100人に「え、これってセクハラなの!」と思った自分の言動を教えてもらいました。「どう考えてもそうでしょ!」というものから、女性から見ても「?」と思うものまで、なかなかバラエティに富んだ回答が集まりましたよ。
「彼氏いるの?」はセクハラ?
・「彼氏いるの?と聞いたことが周りからセクハラだと発言された。それくらいはいいかと思った。どうでもいい女性なのに、周囲からそういわれたのはちょっと恥ずかしかった」
・「普段の会話で『彼氏いるんですか?』と聞くこと自体がセクハラと聞いて、大変驚きました」
最も多かった回答がこれ。確かに、ひと昔前までは、「彼氏いるの?」は日常会話でしたよね。でも、今はセクハラと取られることも多いようです。確かに、親しくもない人に聞かれたら、「余計なお世話」と思うかもしれませんね。
身体に触れるのは避けたほうがいい?
・「仕事でミスった女子社員に励ます意味で肩を軽く叩いたことがあります。相手の受け方次第では、セクハラだったかも」
・「手相を観ることができるので、女子の手を触ろうとした瞬間に周りから『それはセクハラだ』と非難された」
・「女性の背中をスーっと指でなぞりました。一緒にいたほかの同僚に指摘されてハッとしました」
・「励ましのために女性の肩をポンポンと叩いたこと」
励ましのためであっても、女性の身体に触わるのは避けたほうがいいかも。気にしない人もいますが、彼氏や夫でない人に身体を触れられるのをイヤがる人もいます。肩ポンポンはまだしも、「背中スーッ」は厳禁でしょうね。
セクハラというより、無神経なだけでは!
・「以前、急に太り始めた職場女性に対して、『おめでたですか』と聞いたら、まったく違っていて後で怒られた。軽はずみだった」
・「まだ結婚しないの?という言葉はよくメディアでも取り上げられていますが何がアウトなのかわからんです」
・「女の人に『30歳過ぎたんだし、そろそろ結婚した方がいいんじゃないの?』と言ったらセクハラとされた」
・「最近お腹が出てきたねと言ったときに、セクハラと言われてしまった」
これはセクハラというより、デリカシーが足りないのでは? 「結婚しないの?」は、女性はお嫁にいくものという決めつけが前提になっているので、不快に思われたのではないでしょうか。どれも、ハラスメントほどではないけど、ちょっと無神経クンの発言かも!
服装や化粧を誉めるのはセクハラ?
・「服装に関すること。普段とは違う服装だったときに『今日は珍しいね』と言ったら、セクハラだと言われてしまった」
・「服装をほめたらセクハラっぽいと言われたことがある。考えすぎだと思った」
・「同い年の職場の女性が、新しい服を買ったというので、『かわいいね。似合ってるよ』と言ったところ、上司に『君、それセクハラだよ』と言われたことがあります。女性は、嫌がっていないように思えましたが…」
・「同じ会社の女の子に、化粧の雰囲気が変わったね、ということを言ってしまったことがあるのだが、もしかしたらセクハラかも」
女性が嫌がっていないのならセクハラではないのでは?と思いますが、職場にもよるのでしょうか? イヤらしい感じで指摘するのと、日常会話で言うのとではニュアンスが違うと思うので、変な意味がなければ大丈夫な気がしますが……。
年齢は聞かないほうが無難かも……
・「年齢を聞いただけでセクハラと言われたことがある。自分ではそうは思わなかった」
・「会話の流れで何歳ですか?と聞かれたので自分の年齢を答え、相手に何歳ですか?と聞き返したらセクハラと言われてしまいました。なんか理不尽」
・「カラオケボックスで会社の人間と歌っていた時、『●●さんって何年生まれだったっけ?』と聞いたら『セクハラですよ』と言われた」
ハラスメントにあたるかどうか微妙ですが、年齢は聞かれたくない人もいるので、職場では聞かないほうが無難かもしれませんね。男性社員には聞かないのに女性社員にはやたら聞く、というのはやはりちょっと失礼なので、気を付けて。
これもセクハラ? もう何も言えません
・「飲み会の席で女性社員に『最近どう?』と聞いただけでセクハラ扱いされました」
・「女性の部下に『疲れているみたいだね』と言ったらセクハラにとられたみたいです」
・「『結婚しているのですか 』でセクハラらしい、もはや何にも話すことは出来ない」
・「人によっては『髪型変えた?』もセクハラに感じるとか。怖くて何も言えません」
確かに、女性から見ても「これもセクハラ!」と思う事例ってありますよね。ここまで厳しいと、もはや女性社員とは口を聞けませんね……。
人によって、セクハラの定義はいろいろ。要は、相手がイヤがることは言わない、女性蔑視の発言はしない、というのが大事なのではないでしょうか。それにしても、女性のセクハラ定義も場合によっては少し厳しすぎる気がしますね。あまりに過敏になると職場の雰囲気もギクシャクしてしまいますので、セクハラだと指摘しすぎるのは、女性側も避けていきたいものですね。
文/吉田直子
※暮らしニスタ編集部が既婚男性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© liza5450 - Fotolia.com
「彼氏いるの?」はセクハラ?
・「普段の会話で『彼氏いるんですか?』と聞くこと自体がセクハラと聞いて、大変驚きました」
最も多かった回答がこれ。確かに、ひと昔前までは、「彼氏いるの?」は日常会話でしたよね。でも、今はセクハラと取られることも多いようです。確かに、親しくもない人に聞かれたら、「余計なお世話」と思うかもしれませんね。
身体に触れるのは避けたほうがいい?
・「仕事でミスった女子社員に励ます意味で肩を軽く叩いたことがあります。相手の受け方次第では、セクハラだったかも」
・「手相を観ることができるので、女子の手を触ろうとした瞬間に周りから『それはセクハラだ』と非難された」
・「女性の背中をスーっと指でなぞりました。一緒にいたほかの同僚に指摘されてハッとしました」
・「励ましのために女性の肩をポンポンと叩いたこと」
励ましのためであっても、女性の身体に触わるのは避けたほうがいいかも。気にしない人もいますが、彼氏や夫でない人に身体を触れられるのをイヤがる人もいます。肩ポンポンはまだしも、「背中スーッ」は厳禁でしょうね。
セクハラというより、無神経なだけでは!
・「以前、急に太り始めた職場女性に対して、『おめでたですか』と聞いたら、まったく違っていて後で怒られた。軽はずみだった」
・「まだ結婚しないの?という言葉はよくメディアでも取り上げられていますが何がアウトなのかわからんです」
・「女の人に『30歳過ぎたんだし、そろそろ結婚した方がいいんじゃないの?』と言ったらセクハラとされた」
・「最近お腹が出てきたねと言ったときに、セクハラと言われてしまった」
これはセクハラというより、デリカシーが足りないのでは? 「結婚しないの?」は、女性はお嫁にいくものという決めつけが前提になっているので、不快に思われたのではないでしょうか。どれも、ハラスメントほどではないけど、ちょっと無神経クンの発言かも!
服装や化粧を誉めるのはセクハラ?
・「服装に関すること。普段とは違う服装だったときに『今日は珍しいね』と言ったら、セクハラだと言われてしまった」
・「服装をほめたらセクハラっぽいと言われたことがある。考えすぎだと思った」
・「同い年の職場の女性が、新しい服を買ったというので、『かわいいね。似合ってるよ』と言ったところ、上司に『君、それセクハラだよ』と言われたことがあります。女性は、嫌がっていないように思えましたが…」
・「同じ会社の女の子に、化粧の雰囲気が変わったね、ということを言ってしまったことがあるのだが、もしかしたらセクハラかも」
女性が嫌がっていないのならセクハラではないのでは?と思いますが、職場にもよるのでしょうか? イヤらしい感じで指摘するのと、日常会話で言うのとではニュアンスが違うと思うので、変な意味がなければ大丈夫な気がしますが……。
年齢は聞かないほうが無難かも……
・「年齢を聞いただけでセクハラと言われたことがある。自分ではそうは思わなかった」
・「会話の流れで何歳ですか?と聞かれたので自分の年齢を答え、相手に何歳ですか?と聞き返したらセクハラと言われてしまいました。なんか理不尽」
・「カラオケボックスで会社の人間と歌っていた時、『●●さんって何年生まれだったっけ?』と聞いたら『セクハラですよ』と言われた」
ハラスメントにあたるかどうか微妙ですが、年齢は聞かれたくない人もいるので、職場では聞かないほうが無難かもしれませんね。男性社員には聞かないのに女性社員にはやたら聞く、というのはやはりちょっと失礼なので、気を付けて。
これもセクハラ? もう何も言えません
・「飲み会の席で女性社員に『最近どう?』と聞いただけでセクハラ扱いされました」
・「女性の部下に『疲れているみたいだね』と言ったらセクハラにとられたみたいです」
・「『結婚しているのですか 』でセクハラらしい、もはや何にも話すことは出来ない」
・「人によっては『髪型変えた?』もセクハラに感じるとか。怖くて何も言えません」
確かに、女性から見ても「これもセクハラ!」と思う事例ってありますよね。ここまで厳しいと、もはや女性社員とは口を聞けませんね……。
人によって、セクハラの定義はいろいろ。要は、相手がイヤがることは言わない、女性蔑視の発言はしない、というのが大事なのではないでしょうか。それにしても、女性のセクハラ定義も場合によっては少し厳しすぎる気がしますね。あまりに過敏になると職場の雰囲気もギクシャクしてしまいますので、セクハラだと指摘しすぎるのは、女性側も避けていきたいものですね。
文/吉田直子
※暮らしニスタ編集部が既婚男性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© liza5450 - Fotolia.com