ハリル、負傷の内田に言及「予想より難しい」…右SBの人手不足を不安視

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 日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が3日、7日から9日にかけて千葉県内でトレーニング合宿を行う日本代表候補メンバー26名を発表した。

 ハリルホジッチ監督は海外組の選手にも言及。昨年6月に右ひざの手術を受けて以降、負傷離脱が続くシャルケのDF内田篤人について「内田はドルトムントに呼んで一緒に食事をしました。彼がどのような状況かはすでに耳に入っていますし、早川トレーナーが常に彼のところに行ってトレーニングしています。本当に難しいオペをしたわけですけど、もちろん彼が復帰するためにはかなり長い時間と我慢と慌てないことが必要になる。我々が予想しているより難しい。いきなり明日復帰できるわけではないと思いますからね」と、常に状態は気にかけていると明かし、復帰まで見守りたいと話した。

 一方で、内田の本職である右サイドバックには米倉を選出。「米倉は1月にケガをしたんですが、彼に関してもまだまだパフォーマンスが戻っていない。ただ、残念ながら、右サイドバックで競争を高めるために必要な選手がまだ十分にいないというのが現状です。そのために、右サイドバックに呼んでいます」と、右サイドバックの人手不足を問題点に上げた。

 さらに「米倉に言わなければいけないのは、もっといいプレーができるはずだということ。私はA代表でこの前、米倉を試したわけですけど、あのポスト(右サイドバック)に数年選手が入ってきてなかった。内田、(酒井)宏樹、(酒井)高徳、(長友)佑都もプレーしていましたけど、国内のJリーグからA代表に定着する選手が出ていなかった。私は色々考えて彼を使っているという状況です」と続け、米倉の選出理由を明確に説明した。