INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社

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今日、2月26日は「包むの日」です。

数ある記念日の中でもめずらしい、この“動詞”の記念日は、東興資材工業 という包装材の会社が制定しました。包装業界をアピールするとともに、包装の役割や楽しさを広く知ってもらおうということだそうです。

「包む」「包装」というとやっぱり思い出すのはプレゼントでしょうか。誕生日でも、クリスマスでも、なにかの記念日でも、きれいに包装されたプレゼントはうれしいものです。きれいな包装紙やリボンを捨ててしまうのがもったいなくて、使い道もないのにとっておかれている方も多いことでしょう。

今のラッピングはほんとうに凝っていて、材質も形も色も実にさまざまですが、昔々はシンプルなものでした。1965年に公開された映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌に“My favorite things”「私のお気に入り」という歌がありますが、この歌詞にBrown Paper packages tied up with strings, 直訳すると「紐で結ばれた茶色い紙包み」というお気に入りがでてきます。この究極にシンプルなプレゼント包みが、悲しい時に思い出すと元気になる「私のお気に入り」なのです。ただ「包まれていること」がうれしいのですよね。

不器用なので自分でなにかをラッピングするときは、包装紙ではなくプレゼント用の袋に入れて口をリボンで結わえるタイプを選びがちです。デパートの店員さんのように、きちんときれいに包めたらいいなと思いますが、見ているだけでも難しそうです。

そこで最近、覚えたのが「風呂敷」のラッピングです。

いわゆる「風呂敷包み」という言葉で想像するようなものではなく、ひだを寄せて花のように見せたりして、なかなか凝った包み方があみだされていて楽しいのです。ワインボトルやサッカーボールなど、およそ紙では包み難いものも、「風呂敷」だと簡単、きれいに包めます。

「風呂敷」ラッピングのいいところは、包むときに失敗してもやり直せるところにあります。包装紙だと失敗すると折り目がついてしまって使えなくなりますが、布地なのである程度やり直しがきくのです。不器用な方にはおすすめのラッピングです。ネットで検索すれば包み方の解説動画なども配信されていますので、ご興味のある方はぜひお試しください。