大川 耕平 / 株式会社スポルツ

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ボクたちは健康消費生活者者という考え方を持っています。

生活者は、なんらかのカタチで健康を消費しているという考え方です。

健康ビジネスを考えていくときにソリューションの解を導くひとつの導火線となる基本的なアプローチです。

多くの商品・サービス開発時に生活者の望む健康って何だろうか?という問いからスタートします。

  • ・全ての生活者は健康を望んでいる
  • ・健康的なモノは支持されるはず

という甘い前提からスタートすると顧客ニーズにマッチした商品サービスへは

なかなか到達できません。

このようなアプローチで出来上がる商品サービスは特徴の無い無味無臭のものになりやすいです。実際、同類項商品サービスは市場に溢れています。

それでは健康消費生活者とした場合の商品・サービス開発はどうなるのでしょうか?

その健康消費生活者がどのような消費をしているか?

そこにどのような課題があるか?というアプローチをしていきます。

(あるケース)

黒烏龍茶やヘルシアをよく買うけど痩せない中年男性は、何となく健康に良くない食行動をチャラにしてくれるイメージを同商品群に持っており、多少ペットボトルドリンクにしては高めだけど継続購入している。

現在彼が消費しているのは「自己肯定」です。

つまり、自分のためになっているイメージを描けるだけの情報環境を商品提供側が仕掛けて、その世界観が多くの健康消費生活者に支持されている場合にこのマネタイズが成立します。

なんとなく普段の食生活に課題を感じている健康消費生活者ニーズは自己肯定というソリューションです。

「俺、ちょっとヘルシーチョイスしているよね!」

自分を正当化したいと誰もが思っています。その領域で健康消費生活者の課題をどう解決するか?が健康商品・サービス開発の起点です。

消費欲求という視点で健康消費生活者を観察していくと様々なビジネスチャンスがきっと発見できます!!