SMAP人気は今後どう推移するのか

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 売れない頃からSMAPを支え続け、バラエティやニュース番組への進出などで実績を挙げ続け、付いた呼称は“女帝”──先般の独立騒動のキーマンだった飯島美智氏が去った後、ジャニーズ事務所がSMAPの新マネージャーにと抜擢したのはまたしても女性だった。外資系広告企業マッキャンホールディングス(以下、マッキャンHD)でCM制作の営業をしていたU女史だ。

「玉木宏の代表作ともいえる『クロレッツ』のCM。そのキャスティングに成功したのがU氏です。クロレッツを販売するモンデリーズ・ジャパンの『次のCMからは玉木宏さんにお願いしたい』という希望をかなえた形です。玉木さん側にとっても悪い話ではないので、まとめるのは難しくはなかったと思いますが」(U氏を知る広告代理店関係者)

「慌ててジャニーズに駆け込んだ」

 やり手との評判にジャニーズ事務所にも手腕を期待されてヘッドハンティングをされたのだろうか。マッキャンHD関係者は話す。

「実はUさんは慌てて次の就職先にジャニーズを決めたらしい。というのも、社内には同じ仕事をしていた女性がいて、その人はとてもよく仕事ができます。入れ替わりの激しい外資系だけあって、『このままいけば自分が切られる可能性がある』と判断し、自ら次の仕事を探す中で飯島さんにたどり着いたと聞いています」

 飯島氏の口利きでジャニーズ事務所に入社したのだとすれば、現在は干される立場にあるのでは?

「元々、飯島さんと一緒にSMAPを担当していたので、飯島さんがいなくなった今、突然新しいマネージャーをつけるよりもUさんに任せた方がSMAPとの関係性が円滑に進むと判断したのでしょう」(芸能関係者)

 さらに、U氏には厳然たる影響力を行使するメリー喜多川副社長に嫌われない素養もあるという。

「Uさんはどちらかというとバランサー。今自分がどんなポジションにいて、どんな発言をすればいいのかを考えて行動する人です。飯島さんのように“女帝”と呼ばれる風格はないでしょう」(前出・マッキャンHD関係者)

 一方、現在マスコミの前に姿を現すことのなくなった飯島氏は何をしているのだろうか。

「1月末付でジャニーズ事務所に退職届を出してから、すぐに次の就職先も決まったといわれています」(スポーツ紙記者)

 新たな道を開拓し、唯一無二のアイドルグループを作り上げてきた人材よりも、メリー喜多川副社長の言葉に“YES”と首を縦に振る素養が今のジャニーズ事務所には必要だということか。

(取材・文/大伯飛鳥)