学生の窓口編集部

写真拡大

1月10日放送、「スクール革命!」(日本テレビ)では、通いたくなる大学最新事情。慶應義塾大学では、先生を呼ぶとき、「君付け」するという。慶應義塾はもともと、創設者の福沢諭吉のみが先生として発足しているので、教職員や学生はすべて福沢諭吉の門下生なので、平等に「君付け」で呼ぶ風習が残っているのだ。

京都大学の折田先生像は、コスプレをさせられたことが理由で撤去された。京都大学は基本理念が「自由な学風」。それを唱えたのが折田彦市先生で、受験シーズンになるとコスプレさせられるようになった。それがなかなか収まらなかったため、撤去されたのだという。撤去されたあとも、勝手に銅像が作られ大学は困惑している。

東京都豊島区にある大正大学は、食堂をプリンスホテルが運営しており、網焼きのサーロインステーキなどの本格的な料理がプリンスホテルよりも低価格で味わえる。ディナータイムには本格的なフレンチも味わえる。雰囲気自体もホテルの中にいるかのようなゴージャスな食堂となっている、学生以外も利用してよい。

東京工科大学には、体育館の中にボウリング場がある。理事長がボウリング好きだったため、作られたのだが、使用料は1ゲーム200円で楽しめる。本格的なボウリング場で、全8レーンを完備。休み時間にはボウリングを楽しむ学生の姿が見られた。学生にもっとボウリングを楽しんでもらいたいとのことで建造した。学生もここに来るようになってスコアが伸びたという。学生以外も利用してよい。

番組で紹介した以外にも調べると大学ならではの施設や授業があるようだ。

弘前大学医学部には、必須科目に「津軽弁」がある。津軽弁を理解していないと、誤った診断や処方につながるリスクがあるので、必須科目にしているという。津軽弁は標準語との隔たりが最も大きいという。「ケツマゲでシンダ」→「つまづいて内出血になった」「モノがモッチョコチョイ」→「発疹がかゆい」「キックラヘンキがやめる」→「椎間板ヘルニアがしょっちゅう痛い」などなど、なかなか標準語からは理解できない津軽弁を、医学生達は学んでいる。ただし、津軽弁の授業は1回きりだ。

成蹊大学の図書館は、まるでSF映画。120万冊の本が所蔵されているが、自動書庫システムや不思議なドームがあって、SF映画のようなミステリアスな雰囲気を持っている。プラネットという大きな声を出せる学習ルームがあって、この図書館が入学を決める基準になった学生もいるという。

駒沢大学は、大学のキャッチコピーが名コピー揃いだと定評がある。「日本史も世界史も、はじめは誰かの自分史だった」「大学の意味がわかるのは、大学を出たあとだったりする」「世界には、72億の違いがある」など、打ち出している広告のキャッチコピーが秀逸だ。「いい場所の思い出は、いい人の思い出だったりする」など、通いたくなるコピーが満載だ。