ユナイテッドがエバートンに3発完勝《プレミアリーグ》

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▽マンチェスター・ユナイテッドは17日、プレミアリーグ第9節でエバートンとのアウェイ戦に臨み、3-0で勝利した。

▽3位のユナイテッド(勝ち点16)と、最近の公式戦7試合負けなしで7位に位置するエバートン(勝ち点13)の対戦。ユナイテッドのファン・ハール監督は、ルーニーを最前線に置く[4-2-3-1]を採用した。中盤の底にシュバインシュタイガーとシュナイデルランを配し、2列目は右からマタ、エレーラ、マルシャル。最終ラインは右からダルミアン、フィル・ジョーンズ、スモーリング、ロホと並べた。

▽前節のアーセナル戦で緩い立ち上がりから痛い目に遭ったユナイテッドは、集中した試合の入りを見せると、17分にエレーラが鋭いミドルシュートを枠内に飛ばす。これは元ユナイテッドGKハワードにセーブされるも、直後のCKで試合の均衡を破る。

▽ショートコーナーからマタが上げたクロスはクリアされるも、セカンドボールをロホ、スモーリングとつなぐと、最後はボックス左でフリーのシュナイデルランがファーサイドにシュートを流し込んだ。

▽シュナイデルランの移籍後公式戦初ゴールで先行したユナイテッドは、勢いそのままに2点目を奪う。22分、ロホが左サイドから上げた好センタリングにゴール前のエレーラがヘッド。このシュートがゴール右に決まり、ユナイテッドがリードを広げた。

▽ほとんど良いところがなかったエバートンだったが、前半終了間際にチャンスを演出。CKの流れからボックス左のバークリーがカットンして右足を振る。鋭いシュートが枠内に飛んだが、これはGKデ・ヘアにセーブされ、ビハインドのまま前半を終えた。

▽ファン・ハール監督はハーフタイム明け、代表戦に出場した疲労を考慮してかマタを下げて、リンガードを同ポジションに投入。一方、エバートンのマルティネス監督は、前半に存在感を欠いたネイスミスに代えてアルナ・コネを送り出す。

▽その後半、先に決定機を演出したのはエバートンだった。55分、バークリーのスルーパスでボックス右に抜け出したレノンが折り返しのボールを入れると、正面のルカクがゴール右にシュートを放つ。しかし、これはGKデ・ヘアの左足一本のビッグセーブに遭って得点とはならない。さらに60分にはバークリーが蹴ったクロス性のFKが流れて枠内に飛ぶも、ここも素早い反応を見せたGKデ・ヘアに弾かれる。

▽すると、守護神に助けられたユナイテッドが次のチャンスを生かす。62分、ジャギエルカの縦パスをカットしたシュナイデルランがエレーラにつなぐ。最後はエレーラのパスで最終ラインを破ったルーニーがGKハワードとの一対一を制して、スコアを3-0とした。

▽その後、ユナイテッドは69分にマルシャルのスルーパスで再び最終ライン裏に抜け出したルーニーがGKとの一対一を決めきれなかったものの、試合をコントロールしてエバートンをシャットアウト。難敵相手に白星を取り戻したユナイテッドは、チャンピオンズリーグのCSKAモスクワ戦を挟んだ次節にマンチェスター・シティとのダービーマッチを迎える。