約9種の具材が炊き込みごはんの上を彩る「峠の釜めし」

写真拡大

上信越自動車道・横川サービスエリア(SA)上り線にある峠の釜めし売店。ここでは1958(昭和33)年から、SAにほど近い信越本線横川駅の名物駅弁として永く親しまれている「峠の釜めし」(1000円)が購入できる。

【写真を見る】横川SA上り線は、山深いロケーションに位置する

釜めしに入るのは、鶏肉やウズラの卵、ささがきゴボウなどこだわりの具材が約9種と盛りだくさん。炊き込みごはんは、醤油のかぐわしい香りが漂い、素朴な味わいとなっている。具材との相性も抜群でどんどん箸が進む。

具材やごはんもこだわっているが、驚くべきはそれらを盛り付ける土釜。日本を代表する陶器である益子焼となっており、重厚な色合いの器で駅弁を堪能できると評判だ。

この売店は、実際に運行していた電車の車両の一部を設置し、横川駅を模している。温かみのある車両で昭和33年当時の懐かしい空気を感じながら食べられ、SAなのに電車の中という、まさに“駅弁スタイル”の食し方もできる。

古きよき時代を感じさせるこの売店で、素朴な味わいの釜めしを堪能しよう。【東京ウォーカー】