西武・高橋光が史上最年少で月間MVP! ヤクルト山田は村田以来の連続受賞
松坂上回る18歳6か月で受賞、ソフトバンク柳田は2度目、中日若松は初
8月のセ・パ両リーグの月間最優秀選手(MVP)が発表され、パ・リーグ投手部門で西武のドラ1ルーキー高橋光成投手が史上最年少となる18歳6か月で初受賞した。パの打者部門はソフトバンクの柳田悠岐外野手が自身2度目の受賞。セは投手が中日の若松駿太、打者はリーグを席巻するヤクルトの山田哲人内野手が選ばれた。
高橋は8月2日のソフトバンク戦で1軍デビュー。1戦目こそ敗れたものの、2戦目の9日オリックス戦から4連勝と快進撃を続けた。23日のロッテ戦では初の完封勝利も飾り、5試合で4勝1敗、防御率2.96の成績を残している。
高卒ルーキーの月間MVP受賞は、パ・リーグでは1986年9月の清原和博、1999年7月の松坂大輔に次いで3人目。18歳6か月での受賞は松坂の18歳10か月を更新し、両リーグ通じて最年少となった。
柳田は14年5月以来となる2度目の月間MVP受賞。8月だけで打率3割6分4厘、6本塁打、9盗塁をマークし、山田とともにトリプルスリー達成の可能性が高まっている。打率、塁打(56)、盗塁、長打率(6割3分6厘)、出塁率(4割6分7厘)はリーグトップで、月間8本の殊勲安打を放った。
若松は5試合で4勝1敗、防御率2.12と安定した成績を残し、入団3年目で初の受賞。4勝はリーグ唯一だった。2日の巨人戦ではプロ初完封でチームの連敗を8でストップ。中日からの受賞は5月の大野以来となった。
また、山田は2か月連続受賞。本塁打(9)、打点(22)、盗塁(6)の各部門でリーグトップ(盗塁は中日・大島洋平、巨人・片岡治大と同数)を記録し、プロ野球史上19人目となる4打数連続本塁打もマークした。
2か月連続での受賞は2013年7、8月の巨人・村田修一以来15人目(セ)で、ヤクルトからは打者部門が3か月連続受賞(6月・畠山和洋、7月・山田)となった。