付け人として照ノ富士を支えた兄弟子の駿馬(手前)もうれしそう

「心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進いたします」

大相撲夏場所で12勝3敗の成績を収め初優勝した照ノ富士=本名ガントルガ・ガンエルデネ=が、大関に昇進した。三役2場所でのスピード出世で、平成生まれ初の大関が誕生。

同世代の遠藤(24)や同じモンゴル出身の逸ノ城(22)はイケメン、怪物と人気や話題が先行するなかで地力を見せつけた。

愛称は”ガナ”だが、相撲好き女子”スー女”からは「テルテル」と呼ばれる。相撲ウォッチャーは、「土俵では鬼の形相だけど、インタビューなどで見せるあどけない笑顔がいい。新入幕のときから次の横綱候補と言われて注目されていました。心配があるとすれば、素行に注意して、勘違いしないことだけです」

撮影/高梨俊浩