ASUSの最新フラッグシップスマホ「ZenFone 2 ZE551ML」を写真と動画で紹介!これが業界初4GBメモリーやIntel Atomプロセッサーなどを搭載した″性能怪獣″だ【レポート】
ベンチマークでも高性能が分かった「インテル、入ってる!」スマホ

既報通り、ASUS JAPANは20日、新製品発表会「Experience 2mmorrow 〜他ではできない体験を。」を開催し、Intel(インテル)製の64bit対応Atomプロセッサーを搭載した最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ZenFone 2(型番:ZE551ML)」を日本国内にて2015年5月16日(土)より順次発売すると発表した。

日本で発売されるZenFone 2はAtom Z3580(2.33GHzクアッドコアCPU)および4GB内蔵メモリー(RAM)を搭載し、それぞれ64GBまたは32GBの内蔵ストレージ(eMMC)を搭載する上位2モデルと、Atom Z3560(1.83GHzクアッドコアCPU)および2GB RAM、32GB eMMCを搭載する下位モデルの合計3モデルで、それぞれSIMフリーで販売される。

販売はASUS JAPAN公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」の他に各仮想移動体通信事業者(MVNO)や家電量販店などからも発売予定だ。

前回の発表会レポートに引き続き、今回はタッチ&トライコーナーに展示されていた実機を写真と動画で紹介していく。


ZenFone 2のカラーバリエーションは「ブラック」および「レッド」、「グレー」、「ゴールド」の4色で、それぞれリアカバーのカラー違いとなる。そのため、正面から見た場合は同じだ。


上面にはイヤホンマイク端子および電源キーがある。カーブした背面は、ZenFone 5よりも側面の薄さにこだわりをもつ、攻めたデザインだ。また、手に当たって不快に感じるエッジの”角”部分が適度に丸みを帯びている。


下面にはmicroUSB端子がある。また、背面のメッシュ部分にはモノラルスピーカーが搭載されている。


背面は金属をイメージした上質なヘアライン加工がなされている。LEDとカメラの下にはボリュームキーが配置されている。


横幅は約77.2mmで、質量もApple製「iPhone 6 Plus」に近いが、背面がラウンドしているので手のフィット感はZenFone 2の方が良い印象を受けた。


ZenFone 5(写真=右)とiPhone 6 Plus(写真=右)を比較すると狭額縁化が進んでいることがわかる。下部のナビゲーションキーが中央寄りになっており、片手での使い勝手はZenFone 5よりも良い。



ZenFone 2(写真=左)と前モデル「ZenFone 5」(写真=右)のカメラやロゴをセンターにレイアウトするデザインは変わらずだが、背面の加工でワンランク上の機種を演出している。なお、ZenFone 5はZenFoneの5インチモデルという意味で、ZenFoneには4インチモデルのZenFone 4や6インチモデルのZenFone 6があり、数字が減ったというわけではない。


リアカバーを外すと、2つのSIMスロットとmicroSDカードスロットがあるデュアルSIMスロットだが、片方は2Gのみなので日本では利用できない。なお、SIMカードのサイズはmicroSIMカード(3FF)サイズとなる。

【ZenFone 2操作デモ】

動画リンク:https://youtu.be/dwobtWLcZv8


AnTuTu Benchmarkでは48106のスコアが出ている。SIMフリースマホも価格と性能で選べるようになったと言ったところだろうか。


カメラ機能はオートモードなど、ZenFone 5と共通部分も多いが、新たに追加された「マニュアル撮影」モードはシャッタースピードやホワイトバランス、フォーカスなどを独自のUI(ユーザーインターフェース)で操作できるよう工夫してある。「AUTO」設定以外に変更すれば設定の効果がリアルタイムに画面に反映される。


ホワイトバランスやフォーカスはコントロールバーの上下操作で直感的に変更可能だ。


HDR撮影のデモでは逆光時のシミュレーションが行われており、持参したスマホと撮影比較が行えた。ちなみに左は「iPhone 6」のHDR、右がZenFone 2だ。ZenFone 2が見た目に近く、暗部の明るさを保ちつつ明るい白い部分の階調も残っている。


キッズモードは子どもが触るアプリに制限をかけることができるモードだ。PINコードを知っている保護者が使用するアプリを設定でき、またPINコードを知らないとキッズモードを終了できない。


スマホ初心者や年配の方でも使いやすい「デカアイコン」および「デカ文字」の簡単モードだ。日本語文字入力も「ATOK for Android」がZenFone 5に続いてプリインストールされている。


新機能となるZenMotionは画面を2回タップして画面のオン・オフや画面オフの状態でジェスチャーをして登録アプリをすぐに呼び出せる。


ジェスチャーには一筆書きのアルファベット「w」「s」「e」「c」「z」「v」6文字が使用でき、ユーザーが使いやすいようカスタマイズ可能だ。パスワードロックを掛けていない場合はジェスチャーからアプリがすぐ起動できるが、パスワードロックを掛けている場合はアプリ起動の前にロック解除の必要がある。


プライベート用と仕事用でスマホを切り分けることができるSnapViewモードが搭載された。SnapViewはロック画面であらかじめ決めた解除コードでログインを使い分ける。それぞれのユーザーごとにユーザーアカウントや履歴が保存され、自分のデータしか閲覧できないのだという。


サブのアカウントでログインしたところ。ステータスバーの色が変わっている。インストールしたアプリや壁紙などユーザーごとに違うため、ストレージを2台分使うイメージだ。

【片手操作モードとZenMotion、SnapViewの動画】

動画リンク:https://youtu.be/bQWd0o73d_8

ZenFone 2はインテルのAtomプロセッサと5.5インチの大画面を搭載したハイエンドスマホでその価値は十分あるのだが、「SIMフリー=格安」というイメージからどうしても割高に感じるという意見も聞こえてきた。

ZenFone 5は買いやすいミドルレンジのスマホだったが、ZenFone 2は「性能」や「大画面」など、使用用途がハッキリとした「必要」な人のためのスマホといった印象受けた。




記事執筆:mi2_303


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