うようよいる信者を…

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iPhone/Androidの無料アプリ「宗教をつくろう」で遊んでいる。
小学校5年生のタカシくんが、好きな女の子のタイプの男性になるために「宗教の教祖」を目指し始めるゲームだ。
……といっても、難しいことはなにもしなくていい。
タカシくんの部屋には、救いを求める男女がひっきりなしに訪れる。部屋の中をうようよと歩き回る人たちをタッチすると、タカシくんの後光に癒されて入信! 信者が増える。
ゲームのタイプとしては、いわゆる放置ゲー。なめこ育成ゲームと似ている。放置→タッチ→放置→タッチ……と繰り返して遊ぶ。

「なめこ栽培キット」は、なめこを抜くときの気持ちよさや、レアななめこのコレクション要素がゲームを続けさせる面白さだった。
「宗教をつくろう」は、「出落ちシュール感」と「急成長」。

この教祖さま、どっかで見たことある。
フツーに不謹慎だが、どっかで見たことのある人のまわりをうつろな目をした男女が歩き回るビジュアルは、シュールでちょっと心が癒される。

信者を集めていくと、タカシくんは急成長する。
小学校5年生くらいの外見が、どんどんおっさんになる。宙にも浮く。巨大化する。
タカシくんの成長の様子は「日記」で見ることができる。どんどん人間離れしていくタカシくんがどうなってしまうのか……? それがこのゲームをプレイするモチベーションだ。

信者は15秒に1人訪れる。課金すれば100人単位の信者を一気に増やすこともできるが(すごい響きだ……)、ゴソッと信者を増やしたいのであればツイートすればいい。信者の数が一定数に達したとき、タカシくんが成長したときなどに案内が出てくるので、それに従えばOK。
ただし、ツイートには注意が必要。字面が完全に怪しいのだ。

何も考えずにツイートしていたら、複数人のフォロワーさんから「スパムに乗っ取られてませんか?」という心配リプライをもらった。「この人、大丈夫なのかな?」と思われないために「※スパムじゃないです」「※ゲームです」「※すみません」と但し書きをするように……私、そこまでして信者を増やしたいのか!?(葛藤)

開発は「精子vs卵子」「泣ける育成ゲーム『小学生あるある』」「ホモォとばし」のRyo Shirakawa。宗教をつくって知り合いに心配されよう。

【iPhone版】 【Android版】

(青柳美帆子)