次男の窃盗未遂事件から1年、仕事を激減させたタレントのみのもんた(70)が、再び動き始めた。『週刊現代』の独占インタビューに登場し、スポーツ紙のコラムも開始。最近は、距離を置いていた仲間や知人に電話をしているという噂も流れてきている。
 ある元スポーツ選手は「元気? 近く会いましょうよ」と、酔ったみのから突然に電話がかかってきたそうだ。「元気そうで、『仕事がしたい』と言っていましたよ」とのこと。『秘密のケンミンSHOW』とラジオの生放送しかレギュラーを抱えていないため、暇な日々を送っているのだろう。インタビューで自ら近況を伝えている。

 犯罪を犯した次男は、みのが社長を務める水道メーター会社の和歌山工場に勤務中。妻と2人の子供は都内に残し、安いビジネスホテルに住み込む形で、単身赴任の生活している。みのはインタビュー内で、「給料は払っていません。万一、そんなことしようものなら、ほかの社員に示しがつかない。生活費は、女房が亡くなったことで得た遺産で賄ったのでしょう。日テレからの退職金は僅かだったと聞いている」と、答えている。
 「みのさんは、自分のギャラのことも答えていましたね。『金を稼ぐことは悪いこと』か、と開き直っていたけど、誰も悪いとは言ってませんよ。『相手も納得して(ギャラの額を)決めた』と言っていたけど、納得させられたというほうが近い。でも、勘違いも多いね。出演しているテレビの視聴率が好調なのは、自分が出ているからみたいに思っているようですが、あの番組(ケンミンSHOW)は、企画の面白さと出演者のバラエティー色のおかげ。別にみのさんが出なくても一緒ですよ。久本雅美さん一人のMCでも違和感がないもの」(テレビ局スタッフ)

 また、みのはインタビューで「今のワイドショーやニュース番組には、思ったことを平気でどんどん言って、火中の栗を拾うような奴が見当たらない。一人ぐらいは、いたっていいんじゃないですか?」と言っている。「僕が辞めてしまったことで、視聴者が損をしているような気がします」と、自分を出演させないのはテレビ局の損失とまで豪語し、復帰に向けてやる気満々のところをアピールする始末だ。
 「みのさんの失敗は、ちゃんとしたマネージャーがいないこと。全部自分で決めてやる。まだ、自分から打って出るような時期じゃないのにね。テレビ出演に関しては、みのさんぐらいになると、自然と茶の間から復帰の声が出ますよ」(大手プロダクション幹部)

 というように、業界内にもみのの行動を疑問視する声が挙がっている。
 「僕の本業はあくまでアナウンサー。チャンスがあれば、まだしゃべり続けたい。だけど、いまさら僕がお笑いの番組をやったって、仕方がない。他に人材がたくさんいるんですから」と自らの方向性を見定めているみの。しかし、10月からの新番組には声がかかっていない。