テニスの全米オープンで日本人初の準優勝に輝いた錦織圭。9日の決勝戦ではマリン・チリッチに完敗を喫したが、大会期間中は大熱戦の末にスタン・ワウリンカ、ノバック・ジョコビッチら格上の選手を次々に破るなどその勇士に日本列島は沸いた。

大一番から一夜、テレビ朝日「報道ステーション」では中継により錦織のインタビューを放送。錦織の師の一人である松岡修造氏が聞き手を務めた。

決勝戦における松岡氏の解説を「聞こえてましたけど聞いてなかったです」と苦笑いを浮かべた錦織は「まだ苦しい気持ちが頭に残ってるので、なかなか寝つけなかった」と興奮が冷めていない様子だ。

さらに「得るものは大きかったと思いますけど決勝という大舞台で自分の思うようなテニスができなかったのは一番悔やんでいます」と悔しさを滲ませると、「やっぱり決勝は緊張しました。昨日から気持ちを抑えられなくて、メンタル面では準備したつもりでしたけど夢のような決勝の舞台だったので」と重圧の大きさを語った。

また、松岡氏に向け「修造チャレンジのお陰で世界を目指すことができて、グランドスラムも小さい頃から意識してやってたので修造さんのお陰です」と語り、松岡氏を喜ばせた錦織。今後については、「とりあえずぐっすり寝たいですね。何も考えず。この2週間かなりのストレスと戦ってきてたのでまずはしっかり休んで。試合もすぐあるのでしっかり身体を整えてリフレッシュしてから試合に臨みます」と意気込んだ。