26日のキャピタル・ワン・カップ2回戦で、3部のMKドンズに敗れる失態を見せたマンチェスター・ユナイテッド。ファンの怒りやインターネット上の揶揄に加え、ルイス・ファン・ハール監督は批判の的となっている。

2009年から2011年までバイエルン・ミュンヘンでファン・ハール監督と仕事をした現ラツィオFWミロスラフ・クローゼも、ドイツ『Die Zeit』のインタビューで、「僕のキャリアで最も難しい時期だった」と明かしている。

ファン・ハールとは自由を感じられなかった。彼の期待に応えるのは、僕にとって本当に難しいことだったんだ。彼が求めてきた動きを僕は理解できなかった。自分にできるすべてをやったけど、十分ではなかったんだ」

ワールドカップの通算得点記録すら更新したクローゼだが、当時は2シーズンで12得点、ブンデスリーガではそれぞれ3得点ずつと、最もゴールを決められなかった時期だった。

また、クローゼはドイツ代表引退についても触れている。

「体が持つまではドイツ代表でプレーしたかった。でも、ブラジルで優勝して、フィジカルの調子を失う前に去る方が良いと分かったんだ。そうじゃなければ、僕はより若い選手たちを追い続けることになっていただろう」

「スタンドから試合を見るのは、もちろん少しつらいだろうけど、ドイツにもうFWがいないと言うのはバカげているよ。マリオ・ゴメスが僕にポストに入れるはずだ。マリオ・ゲッツェとトーマス・ミュラーはこれから何年も決定的な存在となるだろう。その素晴らしい才能のおかげでね」