台風で倒れた“金城武の木”再び立ち上がる/台湾・台東
(台東 24日 中央社)台風10号の影響で根元から倒れた、台東県・池上郷のアカギの木が24日、もとの場所に植え直された。この木は、昨年エバー(長栄)航空が俳優の金城武を起用して制作したCMに登場した後、“金城武の木”の愛称で親しまれ、人気を集めていた。
木は24日午前、枝の剪定や幹の保護、傷口の修復などを経た後、クレーンでゆっくりと持ち上げられ、作業を見守る人々の拍手の中、もとの場所に戻された。さらに、倒れてしまわないよう支柱が添えられた。
関係者によれば、この木はもともと移植されたもので主根の支えがなかった上、木の東側はセメントで根がほとんど生えず、「盆栽」のような状態だったため、台風による強風にあおられて倒れたという。
また、木は立ち上がったものの、根が伸び始めるまでの2カ月間は“危険期”で、その後、木が無事に新芽を出せば、再びかつてのように枝葉を伸ばしてくれるだろうと話している。
池上郷の林文堂郷長は、この木は同地の観光大使とも言える存在で、毎日平均2000人の観光客が訪れており、1年で約7億台湾元(約23億7000万円)の経済効果を見込んでいると語っている。
(盧太城/編集:杉野浩司)
木は24日午前、枝の剪定や幹の保護、傷口の修復などを経た後、クレーンでゆっくりと持ち上げられ、作業を見守る人々の拍手の中、もとの場所に戻された。さらに、倒れてしまわないよう支柱が添えられた。
また、木は立ち上がったものの、根が伸び始めるまでの2カ月間は“危険期”で、その後、木が無事に新芽を出せば、再びかつてのように枝葉を伸ばしてくれるだろうと話している。
池上郷の林文堂郷長は、この木は同地の観光大使とも言える存在で、毎日平均2000人の観光客が訪れており、1年で約7億台湾元(約23億7000万円)の経済効果を見込んでいると語っている。
(盧太城/編集:杉野浩司)