折れたドライバー プレーオフも苦しい戦いとなったが…(Photo by Matt Sullivan/Getty Images)

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<ザ・メモリアル・トーナメント 最終日◇1日◇ミュアフィールド・ビレッジGC(7,352ヤード・パー72)>
 トータル13アンダーで並んで迎えたケビン・ナ(米国)とのプレーオフ。正規ラウンドの18番でドライバーが折れていた松山英樹はティショットで3番ウッドを選択したがボールはバンカーにつかまった。
松山英樹、史上4人目米ツアー優勝までの歩み
 ナのティショットはクリークにつかまり松山が俄然有利となったが、バンカーから放ったセカンドは大きくグリーンをオーバーしてギャラリーの中に飛び込むミスショットとなる。しかし、まだ松山には運があった。ギャラリーの女性の足に当たったボールはグリーン方向に戻って大トラブルは免れると、そこからパーセーブ。プレーオフ1ホール目で勝利をつかみ取った。
 松山にとっては“勝利の女神”となった女性。極限状態の中でのプレー中はあまり気づかうことはできなかったが、勝利を決めた後に女性の元に歩み寄り謝罪の言葉を述べると、彼女と共に記念撮影に応じた。日本人4人目の米ツアー勝者となった22歳は、最後までギャラリーを魅了してミュアフィールドを後にした。
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