ミランが1年前のリベンジを果たした。若手の大会ヴィアレッジョ・カップの決勝でアンデルレヒトに3−1と逆転勝利し、ミランのユースチームが9回目の優勝を飾ったのだ。19日に行われるチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦の前に、サン・シーロのピッチで優勝祝いが行なわれる。

前半に先制されたミランだが、後半に入って71分にアンドレア・ペターニャのゴールで同点に追いつく。試合は延長戦に突入し、ミランはわずか3分で逆転に成功。さらにその5分後にも追加点を奪い、3−1と逆転勝利で優勝を決めた。

バルバラ・ベルルスコーニ代表取締役は試合後、次のように喜びを語った。

「優勝をうれしく思っているわ。歴史的な勝利で、ミランはこの名誉ある大会の優勝回数でトップに立ったのよ。フィリッポ・インザーギ監督と彼のスタッフ、フィリッポ・ガッリ、下部組織全体の素晴らしい仕事の成果ね。今日の試合に出場した多くの選手が、ウチの下部組織で育った子供たちであり、我々はそれを誇りに思っている。そして、未来に向けて希望を持てるわね」

インザーギ監督にとっては指導者として初のトロフィーだ。前回、ヴィアレッジョ・カップを制したミランの指揮官は、現在トップチームのアシスタントコーチを務めるマウロ・タソッティ氏。インザーギ監督にとっては素晴らしい“名刺”となった。

試合後、インザーギ監督はナヴァと抱き合ってから、選手たちとともにゴール裏へと向かった走った。“スーペルピッポ”が愛した場所だ。