「雪まつり」札幌を熱く揺るがした! SHINee、NU’EST、MR.MR

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【14日=KEJ高橋未和】8日、札幌・ニトリ文化ホールにて「第65回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL2014」(NPO法人日韓文化交流会・一般社団法人札幌観光協会:共催)が今年も開催され、大人気アーティストのパフォーマンスを一目見ようと観客が殺到。会場は満員の観客で埋め尽くされた。

折しも東京都心では、45年ぶりに積雪が25cmを記録するほど大荒れだったが、札幌は比較的穏やかな天気に恵まれた。冬の札幌らしい凛とした冷気が肌を刺したが、満席の観客の反応は熱く、札幌を揺るがした。

トップバッターは、昨年「KMF」での札幌公演が日本初登場となったMR.MRだ。その時の彼らのパフォーマンスで魅了されたファンも多く含まれていた。
「初めての日本公演は緊張した。今日は、昨年の9月からはだいぶ緊張が解けた」との言葉通り、より成長した姿で「Waiting for you」「Highway」を披露し、歓声に火をつけた。「Who’s that girl」の後、チェックのミニスカートで女装した6人のMR.MRが登場した。この日、準備してきたスペシャルステージは、A Pinkの「No No No」。「男の中の男」の異名を持つMR.MRだが、A Pinkの妖精のような可愛らしさを完璧に再現した。あまりにも可愛らしい彼らの姿に、会場中のあちらこちらから、「可愛い!」の声援が溢れた。
その後、長身の彼らを引き立たせる赤いロングコートに身を包み、リュ、テイ、チャンジェが客席から登場し、観客との距離を一層縮め、「約束するよ」で歌唱力を際立たせると、6人態勢となってリリースした華麗なマイクパフォーマンスが爽やかな「Do You Feel Me」で、締めくくった。

2番目の主人公は、札幌初登場となるNU’EST。今回のステージに合わせてピンクの椅子を準備し、デビュー曲「FACE」「Action」からスタートした。
呼吸を整え、「 大好きな日本。思い出深い札幌に来れてすごく嬉しい。憧れだったこの舞台に立ててワクワクしている」と客席に手を振った。事務所の先輩ORANGE CARAMELが3年前に出演したステージを見た彼らは、その時から、今回の舞台に立つのが夢だったことも伝えた。
この寒い冬にぴったりの曲「HELLO」を歌い、「Fine Girl」、ヒット曲「Sleep Talking」で会場を沸かせた。スペシャルステージでは、SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」を日本語でカバー。歌いながら、観客に花をプレゼントする小粋な甘い演出で観客の心を溶かすと、最後は「Beautiful Solo」で、舞台を駆け回り、「皆さん大好き」とメッセージを伝え舞台を後にした。

最後は、既にK-POP界のトップアイドルとして輝くSHINee。
オープニング映像が流れると、一段と大きくなった声援で、会場が揺れ動き、ボルテージは最高潮。「Why so serious?」でスタートし、SHINeeならではの高度なダンスパフォーマンスで、観客を一気に彼らの世界へ引き込んだ。
2010年に同公演に出演し、今回2度目の舞台となったSHINee。その際、児童福祉施設を訪問し、子どもたちにプレゼントを贈り、温かい交流をした。その時の子どもたちが客席に来ていることを知ると、「覚えています ありがとう」と手を振り声をかけると、子どもたちから「SHINee〜〜〜〜」の声援が送られた。今回、子供たちにはサインCDがプレゼントされた。
歌唱力が際立つバラード曲「Color of the season」でじっくり聞かせると、大ヒットナンバー「Sharlok」と続いた。トークでは、開演前に皆で「Every body」のワンポイントダンスレッスンをした事を伝えると、「僕たちが歌うので、踊って!」と、「Every body〜♪Every body〜♪Every Every body♪」とSHINeeが歌うと、観客も一斉にダンス。難しいダンスが多いSHINeeだが、「Every body」のDJダンスは比較的簡単だと話し、DJダンスのワンポイントレッスンも繰り広げられた。