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うっかりご飯を作りすぎてしまって食事を余らせてしまったり、お店で注文しすぎて食べきれなくて残念な思いをした経験ってありませんか? 食べ残しを処分するのはめんどくさいしもったいない……なんて思っているあなたにオススメなのが『ZANPANDA』です。

パンダのロゴでおなじみの『WWF(公益財団法人世界自然保護基金)』によるこのアプリでは、自分の食べ残しを友人や近くにいる人におすそわけすることができます。「食の無駄を減らすためにシェアする」という発想は、今までありそうでなかったので目から鱗ですよね。

食べ物のデータをシェアするとFacebookの友人・アプリを登録している他のユーザーへ通知されます。食べたいと立候補した人がどんな人なのかをFacebookでチェックできるのも安心。もちろん自分がおすそわけされる側に回ることも可能です。タイムラインでご飯を検索したり、GPS機能で近くにいるおすそわけユーザーを探すことで、新しい友達の輪が広がる可能性もあるかも。

 

■アプリを通じて考えよう、地球環境のこと

ところで、どうしてこのようなアプリが誕生したのでしょうか? WWFジャパンでは「One Planet Lifestyle」というプロジェクトを実施しており、大切な地球の恵みを無駄にしない、「地球にちょうどいい生き方」を提唱し続けています。

同アプリ紹介HP内によると、食べ残しや売れ残りなどによる、日本の「食品ロス」は年間で500〜800万トンにのぼるのだとか。この数字は世界全体の食料援助量の約2倍に相当しているそうです。そう考えると、いかに日本人が食べ物を粗末に扱っているかが分かりますよね。食べ物を捨てることはすなわち、水や土地、エネルギーを無駄遣いしていることにも他なりません。

また、WWFでは、このような生活を続けることで世界中の水が枯渇してしまう問題や、地球温暖化を進めてしまう問題などについても指摘しています。たかが食と侮ってはいけないのですね……。アプリを通じて食べ残しを減らそうとする取り組みにも納得がいきました。

皆さんもアプリを活用して食べ残しを減らし、地球環境について少しだけ考えてみませんか?