「一歩後退ではない。前半は良いプレーだった。後半はもっとボールをポゼッションしなければならなかった」

ナポリは4日、「エミレーツカップ」でポルトと対戦し、1−3と敗れた。FWゴラン・パンデフのPKで先制したナポリだが、その後3失点を喫して黒星。それでも、ラファエル・ベニテス監督はパフォーマンスについて冷静にこう話している。

「フレッシュなときは良いプレーをしている。疲労が出てくると、これほど強いチームが相手なら、攻撃を食らってしまうんだ。いずれにしても、準備段階でこのレベルの2試合をして、チームや個々の選手について分析しなければいけないというわけじゃない」

「確かなのは、我々が仕事を続けるということだ。リーグ開幕まで20日間。一部の選手たちはまだ合流したばかりだ。(ラウール・)アルビオル?(ゴンサロ・)イグアイン? まだ加わって1週間だ。焦ってはいけない。ベストコンディションになるには、どの選手だって時間が必要だ。繰り返すが、今日はフレッシュネスがなかった。リーグ開幕にはあと20日間ある」

新戦力を溶け込ませる時間はあるということだ。ただそれも、パンデフという安心があるからだろう。

「また決めてくれたね。今の彼はとてもよくやってくれている。ゴランはクオリティーのある選手で、我々にとって非常に重要な存在だ。ただ、チームの全員が大切なんだよ。成長するための時間は全員にある」