18年を過ごしたミランを退団することが決まったMFマッシモ・アンブロジーニが14日、サン・シーロで会見を開いた。同選手は「今感じている悔しさが、ミランでの素晴らしい18年間で経験した満足を上回ることはない」と切り出している。

「全員に感謝するためにこの会見の場に来た。一緒に過ごしてきた素晴らしいチームメートたちや、マッサージ師や用具係など、表には出ないけど自分にとって非常に大事な人たちに感謝するためにね」

「フィオレンティーナ? 彼らは素晴らしいクラブで、素晴らしいチームであり、素晴らしい監督がいる。本当に真剣な、魅力的なプロジェクトがあるね。それを前進させるなら、オファーを聞くと思う。自分はまだサッカーに何かを与えたいし、それができると分かっている。これからオファーを検討するよ」

「ミランは僕に素晴らしいスタジアムを見る機会、素晴らしい仲間たちとプレーする機会、キャプテンになる機会を与えてくれた。少し前から何かを感じてはいたけど、僕は常にクラブの希望を尊重してきたんだ。誰にも何も求めはしなかった。もちろん、自分に対してもう少し注意を払ってほしかったけど、ここには文句を言いに来たのではない。ミランの選手でいさせてくれたすべての人に感謝するために来たんだ」

「選手以外の役割で戻ってくる可能性? 今は、そういう話は時に任せよう。ミランは僕がどんな人間か知っている。未来がどうなるかは分からない。でも、彼らもそれは分からないはずだ」

「今季のミランは素晴らしかった。僕の功績もあったと思う。シーズン中、冷静いるのが簡単じゃない時期もあった。ああいった困難の中でも、僕とチームメートたちは落ち着きを保って、僕らは3位に入るという奇跡を起こしたんだ」

アンブロジーニは契約を延長しないという決定にマッシミリアーノ・アッレグリ監督の影響もあったと考えている。

「そうだと思う。何としてでも引き留めたいと思っていたら、クラブを納得させただろう。監督が代わっていたらどうなっていたか、それは僕には分からない。アッレグリ監督の立場だったら、僕もどうしていたか分からないよ。ミランにおける難しい時期に、難しい決定を下す仕事が彼に回ってきたんだ」

アンブロジーニはミランで489試合に出場し、36ゴールを記録。4つのスクデット、2つのコッパ・イタリア、2つのイタリア・スーパーカップ、2つのチャンピオンズリーグ、2つのUEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップを獲得している。